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強風の中を戦う“メンタル”についてジョコビッチの考え [カタール・エクソンモービル・オープン]

 カタール・ドーハで開催されている「カタール・エクソンモービル・オープン」(ATP250/1月2~7日/賞金総額123万7190ドル/ハードコート)のシングルス準々決勝。風が強く、肌寒い木曜日の夜に、第1シードアンディ・マレー(イギリス)は苦労の末、ニコラス・アルマグロ(スペイン)を7-6(4) 7-5で倒した。世界ランク44位のアルマグロはマレーにオーバータイムの“労働”を強要し、執拗に食い下がった。

 2時間9分の戦いののちアルマグロはようやく降伏して、マレーがつかんだ2度目のマッチポイントでバックハンドクロスをサイドアウトした。

 マレーは第1セットで一時1-3とリードを奪われ、第2セットではワンブレークで2-1とリードしておきながら、そのアドバンテージを失ってしまっていたのだ。

 マレーにとって違いを生んだのは、おそらくセカンドサービスからのポイント獲得率だろう。マレーはセカンドサービスに続くポイントの61%を取ったが、アルマグロは47%に過ぎなかった。

 「すごくタフな試合だった。ニコ(アルマグロ)は非常にアグレッシブなテニスをし、思いきって打ってきた。この試合は風が強くて難しいコンディションだったから、リズムをつかむのに苦労した」とマレーは言った。

 面白いことにマレーは、水曜日のジェラルド・メルツァー(オーストリア)戦も7-6(6) 7-5という非常に似たスコアで勝っていた。

 「年の最初の週には、少しナーバスになるものだ」とマレー。「全豪が間近に迫る中だから、何試合かしっかり戦っておきたいね」。

 カタール・オープンで過去に2度優勝しているマレーは、現在ツアーで27連勝中だ。準決勝で、彼は第3シードのトマーシュ・ベルディヒ(チェコ)と対戦する。ベルディヒは第5シードのジョーウィルフリード・ツォンガ(フランス)を7-5 6-3で下して勝ち上がった。

 それに先立ち、前年度覇者で第2シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)は予選を勝ち上がったベテランのラデク・ステパネク(チェコ)を6-3 6-3で下し、やはり準決勝進出を決めていた。

 「今日の状態を、単に“風が強かった”と呼ぶのは、ふさわしくないよ」とジョコビッチ。「かなり骨が折れたよ、特にメンタル面でね。このような状況の中で集中力を失わず、強い意志をもって戦い抜けるようにするというのは厳しい挑戦だ」。

 「こういう自然現象に対して、できることはあまりない。受け入れて、応じ、風とともにプレーする側にいなければならない。さもないと、自分にとっていい日にはならないからね」

 ジョコビッチは38歳のステパネクに対して13勝1敗の対戦成績を誇り、ここ12対戦のすべてに勝っていた。

 ジョコビッチは第1セットで4-2とリードしていたが、そこからステパネクがジョコビッチのサービスをブレークする。これでスコアは4-3となるが、ジョコビッチは続く2ゲームを奪取。スマッシュを決めてセットを6-3で締めくくった。

 第2セットのジョコビッチは早めのブレークで3-1とリードし、そのまま自分のサービスをキープしてすんなりと試合を終えた。

 ジョコビッチは準決勝でフェルナンド・ベルダスコ(スペイン)と対戦する。ベルダスコは第6シードのイボ・カルロビッチ(クロアチア)を6-2 7-5で下して勝ち上がった。(C)AP

Photo: Tennis - Qatar Open - Men's Singles - Novak Djokovic of Serbia v Radek Stepanek of Czech Republic - Doha, Qatar - 5/1/2017 - Djokovic celebrates after winning. REUTERS/Ibraheem Al Omari (Qatar)

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