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ジョコビッチがベセリにまさかの初戦敗退「誰も無敵ではないという証拠」とコメント [モンテカルロ・ロレックス・マスターズ]

 モナコ・モンテカルロで開催されている「モンテカルロ・ロレックス・マスターズ」(4月10〜17日/ATP1000/クレーコート)。

 水曜日に行われた2回戦で、世界1位のノバク・ジョコビッチ(セルビア)が、この3年で初となる初戦敗退を喫した。「誰も無敵ではないという証拠」と試合後のジョコビッチは話している。イリ・ベセリ(チェコ)が6-4 2-6 6-4でジョコビッチを倒しての勝利だった。

 ジョコビッチが2回戦で敗れたのは2013年のマドリッドの大会で、グリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)に敗れて以来のことだ。

 また、ジョコビッチが最後まで試合を戦って敗れたのは昨年の11月以来で、今年2月には両目の感染症で途中棄権での負けがある。この試合は今季初のクレーコートでの試合だった。

 「誰も無敵ではないということの証拠だ」とジョコビッチ。「僕は前に進まないといけない。もう終わったことだからね」。

 ジョコビッチは第3セット第9ゲームの自分のサービスゲームで迎えた最初のマッチポイントはしのいだが、次のゲームの2度目のマッチポイントはベセリが取って勝利を決めた。最後はジョコビッチのフォアハンドがワイドに外れての決着だった。ベセリがトップ10選手に勝ったのはこれが初めてだ。

 また、ATP1000のマスターズ大会でジョコビッチが敗れたのは、昨年の8月以来で、その後は2つのグランドスラムを含めて、出場した10大会中9大会で優勝してきていた。マスターズ大会では4連勝、ATPツアー最終戦でも優勝していた。

 「僕のプレーが本当に、本当に悪かった」とジョコビッチ。「あらゆる新鮮さを感じていなかった」。

 ベセリは22歳。ロジャー・フェデラー(スイス)に憧れて育ったという彼は、この勝利に自身でも驚きを隠せなかった。

 「これは何て言うか、夢のような話だ。コートに立ったときにはまるで別のことを考えていたんだ」とベセリ。「ゲームを取れたらいいなと思っていた。できればいいプレーをしたかった。僕が今日、ノバクに勝つなんて本当に考えていなかったんだよ」。

 だが、彼はジョコビッチのプレーがいつもとは違っているとすぐに気づいたのだという。

 「ノバクはベストの状態ではなかったのは確か。そして、最初からたくさんミスをしていたからね」とベセリ。「それで少し自信がわいた。ラリーをして、彼にリズムを与え過ぎないようにしたんだ」。

 今大会では8度の優勝経験を誇るラファエル・ナダル(スペイン)は、2度サービスゲームを落としつつも、アルヤズ・ベデネ(イギリス)を6-3 6-3で下して3回戦に進んでいる。一方で、昨年準優勝で第6シードトマーシュ・ベルディヒ(チェコ)は99位のダミアー・ジュムホール(ボスニア・ヘルツェゴビナ)に4-6 7-6(1) 3-6で敗れている。

 また、第9シードのリシャール・ガスケ(フランス)も、ワイルドカード(主催者推薦枠)で出場のルカ・プイユ(フランス)に6-4 5-7 1-6で敗れている。

 昨年1月以来のジョコビッチは、21大会中、19大会で決勝に進出し、15大会で優勝している。また、今季は28勝1敗という戦績で、2週前のマイアミの大会では失セットゼロでタイトルを獲っていた。

 荒れているように見えたジョコビッチだが、この敗戦は予想しにくいものだった。

 「これで長めの休息がとれる」とジョコビッチ。「時間がまた僕をよくしてくれると思うよ。ほとんどはメンタル面でね」。

 ランキング的にも2010年に当時74位だったザビエ・マリーセ(ベルギー)に芝のコートのクイーンズクラブの大会で敗れて以来、もっとも低いランキングの相手に対しての敗退だった。
 
 ベセリは2年以上前に一度、オークランドのATPツアーで優勝しただけだったが、この日は第1セットでは一度も相手にブレークポイントを与えずに奪った。これで彼は自分のサービスで自信を持ってプレーできた。

 第3セットの最初の2度のサービスゲームを落としたジョコビッチは、ベセリにサービスエースを奪われて4-2とリードされた。

 ジョコビッチは最初のマッチポイントこそ、角度のついたバックハンドボレーでしのいだが次のベセリのサービスゲームでフォアハンドを外して敗退。ベセリにとってはキャリア最大の勝利となった。

 第5シードのナダルが今大会で最後に優勝したのは2012年大会。今大会は3回戦で第12シードのドミニク・ティーム(オーストリア)と対戦する。

 「彼は素晴らしいサービストフォアハンドを持っている」とナダルはティームについて話す。「もっと勝つためには、100%の自信を持ってプレーしないといけない」。

 第4シードのスタン・ワウリンカ(スイス)は、2014年大会の優勝者。この日はフィリップ・コールシュライバー(ドイツ)を7-6(2) 7-5で下して3回戦に進んでいる。

 そのほかの2回戦では第10シードのミロシュ・ラオニッチ(カナダ)、第11シードのダビド・ゴファン(ベルギー)、第13シードのガエル・モンフィス(フランス)、第16シードのブノワ・ペール(フランス)がそれぞれ勝って3回戦に進んでいる。

 ペールの3回戦はアンディ・マレー(イギリス)となる。(C)AP

Photo: MONTE-CARLO, MONACO - APRIL 13: Jiri Vesely of the Czech Republic embraces Novak Djokovic of Serbia following their second match on day four of the Monte Carlo Rolex Masters at Monte-Carlo Sporting Club on April 13, 2016 in Monte-Carlo, Monaco. (Photo by Michael Steele/Getty Images)

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