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「そうなったら、そのときのこと」とキリオスは近づく処分執行もどこ吹く風 [上海ロレックス・マスターズ]

 中国・上海で開催されている「上海ロレックス・マスターズ」(ATP1000/10月11~18日/賞金総額478万3320ドル/ハードコート)。

 今のニック・キリオス(オーストラリア)はテニスコートでルールに従う必要があり、彼もそれはわかっている。

 感情的なキリオスは、8月のモントリオールの大会のスタン・ワウリンカ(スイス)との試合中に暴言を吐き、ATPから執行猶予付の28日間の出場停止処分を受けている。2月に明ける猶予期間中に、ATPツアーで受ける罰金処分が5000ドルに到達した時点で処分が執行される。

 今大会が始まって3日。彼は1回戦で暴言で警告を受けて1500ドルの罰金処分を下され、さらにこの日の試合でもイライラをつのらせて線審の方向に向ってボールを打ったことでコードバイオレーションの警告を受けた。

 錦織圭(日清食品)に2回戦で敗れたあとのキリオスは自分の感情を抑制しようとしていると話していたが、処分が近づいているということについては考慮していないとも話している。

「まるで気にしていない」とキリオスは言い、「もしそうなったら、それはそのときのこと」と続けている。

 今大会でのような振る舞いが続けば、彼はすぐにでも処分を受けなければならなくなるだろう。

 キリオスは1回戦のアンドレアス・ヘイダー マウアー(オーストリア)戦では、コートのコンディションについて大声で叫んで1500ドルの罰金処分を受けている。

 水曜日の錦織戦ではサービスをミスしたあとイライラにまかせてボールに当たり、そのボールを線審が避けるために屈まなければならなかったことでコードバイオレーションを受けた。キリオスはこれに対してモハメド・ラヒアニ主審に詰め寄って抗議している。

「ボールを強く打ったからコードバイオレーション?」とキリオスは詰問している。「俺は誰かに向けて打ったわけじゃないし、スポーツマンらしくないことをしたわけでもない。線審の近くに飛んだわけでもない」とキリオスは主張。

 対してラヒアニ主審は「そうだ。彼は飛んで避ける必要があった」と回答したが、「じゃあ俺に何ができるって言うんだ?」とキリオスは返している。

 この警告は第2セット4-5、キリオスのサービスゲームという大事な場面でのもので、彼はこのサービスゲームをラブゲームで落とし、そのまま試合にも負けてしまった。スコアは錦織から1-6 6-4 6-4だった。

 試合後、落ち着きを取り戻したキリオスは、自分の今日の振る舞いには悪い所がなかったと話している。

「怒りにまかせてボールに当たったんじゃない。俺はただ打っただけだ」とキリオス。「確かに線審のとても近くに飛んだ。でも、それは怒りやそういうつもりで打ったんじゃない」。

 キリオスは8月のモントリオールのワウリンカ戦で、ワウリンカに向って彼の友人であるタナシ・コキナキス(オーストラリア)がワウリンカのガールフレンドと寝たと試合中に挑発したことで調査され、ATPから2万5000ドルの罰金と28日間のATPツアーの出場停止処分を受けている。この処分はキリオスが再度同種の違反を犯すか、2月までの執行猶予期間中に受ける罰金の総額が5000ドルに達した時点で執行される。

 キリオスは、2回戦での警告に対する罰金の額がどうなるかによって、今後の処分が決まるという立場に置かれている。

「恐らく、やるべきではなかったんだと思う。でも、そこまで悪いことだとは思っていない」とキリオス。「わからないね。今となっては本当に変えようがないんだ」 (C)AP

Photo:SHANGHAI, CHINA - OCTOBER 14: Nick Kyrgios of Australia reacts during against Kei Nishikori of Japan during their men's singles second round match on day 4 of Shanghai Rolex Masters at Qi Zhong Tennis Centre on October 14, 2015 in Shanghai, China. (Photo by Lintao Zhang/Getty Images)

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