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キリオスの試合中の発言についてワウリンカが「受け入れがたい」と激怒 [ロジャーズ・カップ]

 カナダ・モントリオールで開催されている「ロジャーズ・カップ」(ATP1000/8月10~16日/賞金総額 358万7490ドル/ハードコート)。

 スタン・ワウリンカ(スイス)が木曜日に2回戦で対戦したニック・キリオス(オーストラリア)の試合中の発言について、「受け入れがたい」として処分を求めるなど、怒りを露にしている。

 ワウリンカはTwitterに「受け入れがたいというだけでなく、信じがたい」とキリオスの発言について投稿している。

 20歳のキリオスが試合中に発言したコメントは、コートサイドの集音マイクで拾われており、その内容はタナシ・コキナキス(オーストラリア)がワウリンカのガールフレンドとして報じられている人物と「寝た」というものだった。

 「オンコートであろうとオフコートであろうと、ああした振る舞いは不必要なもので、テニス界のしかるべき組織がこれを支持しないことを望む」と30歳のワウリンカはTwitterに投稿している。

 ワウリンカは現在5位。4月には一児をもうけた妻との離婚を発表していた。

 ワウリンカは現在、127位の女子選手、ドナ・ベキッチ(クロアチア)と関係があると言われている。

 ベキッチは全豪オープンでは同じ19歳のコキナキスとミックスダブルスにワイルドカード(主催者推薦枠)を得て出場していた。

 この日のキリオスは、ワウリンカが第3セット0-4とリードされた時点で腰の異常を訴え、棄権したための勝ち上がりとなっている。

 試合後のオンコート・インタビューでキリオスはさらにワウリンカを怒らせた。

 「彼は少しばかり僕に対して何かうるさく言ってきた感じだったから、何て言うか、あのときはそんな感じだった」とキリオスは言い、「本当によくわからない。ただ口に出てしまった感じ」と続けていた。

 ATPでは、スポーツマンらしくない野蛮なふるまいに対しては最高で1万ドルの罰金を課すというルールがある。

 ワウリンカのコーチであるマグナス・ノーマンもキリオスを批判している。

 「ニック・キリオスはまったく本当に低レベルだ」とノーマンはTwitterに投稿している。「今夜、彼のためにも、彼の周りにいる人々が物事や人生について彼に教えてやってほしい。最悪だ」。

 キリオスは先月のウィンブルドンのリシャール・ガスケ(フランス)との4回戦でも判定を巡って主審と口論となり、対戦中に観客たちからブーイングを受けている。

 また、この件を巡ってはオーストラリアの水泳界の英雄として知られる77歳のドーン・フレイザー氏がキリオスの性格について疑問を投げかけ、オーストラリア人のスポーツ選手たちのお手本として振る舞えないなら国を出ていってもいい、両親の国に帰ればいい、などと発言。批判内容などを巡って、フレイザー氏がキリオスを差別したとして問題になったりしている。

 キリオスはオーストラリア生まれ。父親はギリシャ、母親はマレーシア出身で、キリオスの父親は「見え透いた人種差別だ」と怒りをTwitterに投稿。そのあと、フレイザー氏が謝罪する騒動となっていた。

 1960年代に年間グランドスラムを2度達成したオーストラリアの伝説的プレーヤーであるロッド・レーバー氏は、キリオスのふるまいは選手としての発展を妨げていると話している。

 「ニックはまだ若く、自分が何をしているのか、時に気づいていない」とレーバー氏。「彼は感情的にプレーをする。彼には成長して一皮むける必要がある。それには遅いよりは早いほうがいい。今回のことに言い訳できる余地はない。単純に悪いふるまいでしかないことで、醜いことだった」。(C)AP

Photo: MONTREAL, ON - AUGUST 12: Nick Kyrgios of Australia looks on as he bites onto his chain against Stan Wawrinka of Switzerland during day three of the Rogers Cup at Uniprix Stadium on August 12, 2015 in Montreal, Quebec, Canada. (Photo by Minas Panagiotakis/Getty Images)

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