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錦織の初戦の相手はグルビスとゴフィンの勝者 [ムトゥア マドリッド・オープン]

 5月1日、ATPマスターズ1000シリーズ「ムトゥア マドリッド・オープン」(5月3~10日/ATP1000/賞金総額418万5405ユーロ/スペイン・マドリッド)のドロー抽選が行われ、第4シード錦織圭(日清食品)は初戦の2回戦で、世界20位のエルネスツ・グルビス(ラトビア)と同21位のダビド・ゴフィン(ベルギー)の勝者と対戦することが決まった。
 
 グルビスと言えば、昨年の全仏オープンでロジャー・フェデラー(スイス)を破り、ベスト4に至ったことが記憶に新しい。錦織自身は、昨年のバルセロナ(ATP500)の準決勝でグルビスを破っている。

 グルビスは錦織より一歳上の26歳。190cmと長身で、強力なサービスと攻撃的なストロークを武器としている。昨年初夏には、一時トップ10にも食い込む勢いを見せていたが、その後、肩の故障を引きずり、今年に入ってからは9大会に出場してまだ1勝しか挙げていない。

 ゴフィンは1990年生まれの24歳。2012年の全仏で予選から4回戦まで勝ち上がり、頭角を現した。180cm、68kgと線は細いが、動きの鋭さや卓越したタッチと読みを評価されている選手である。
 
 世界ナンバーワンのノバク・ジョコビッチが不参加となった今大会で、第4シードがついた錦織だが、上位選手たちが顔を揃えるマスターズ1000では、初戦からかなりの強敵が相手となる。

 錦織が初戦を突破した先を見ていくと、優勝したバルセロナ(ATP500)の準々決勝でフルセットの戦いを強いられた、ロベルト・バウティスタ・アグート(スペイン/第14シード)とふたたび対戦する可能性がある。
 
 全体に目を向けると、錦織はドローのボトムハーフに位置しており、準々決勝で当たり得る最初のトップ10選手は、第7シードをつけたダビド・フェレ―ル(スペイン)の名前が挙げられる。

 フェレールと錦織は過去に11回対戦しており、7勝4敗で錦織がリードしているものの、今年2月のアカプルコ(ATP500)では、フェレールがストレートセットで勝利を挙げ、一矢を報いている。

 バルセロナの大会で、決勝を前にフェレールと対戦するかもしれないことを想定したときの錦織は、「数少ない、よく当たる相手で、プレースタイルも似ているし、勝ったり負けたりしているので、なんとなく親近感さえ覚えている。勝っていかなきゃいけない相手なんだろうな、と感じている」とフェレールを表現した。
 
 シードが順当に勝ち上がった場合、錦織が準決勝で当たり得る選手の中で、もっともランキングが高いのは第2シードで世界3位のアンディ・マレー(イギリス)だ。そのマレーが準決勝に至るためには、モンテカルロ(ATP1000)でベスト4の結果を残した第13シードのガエル・モンフィス、世界6位で第5シードのミロシュ・ラオニッチ(カナダ)らを倒さねばならないことになる。
 
 一方、ドローのトップハーフを見ていくと、第1シードのフェデラーと、第3シードのラファエル・ナダル(スペイン)、そして第6シードのトマーシュ・ベルディヒ(チェコ)、第8シードのスタン・バブリンカ(スイス)、第16シードのジョン・イズナー(アメリカ)らがいる。つまり、錦織がフェデラーやナダルと対戦するには、昨年同様、決勝まで勝ち上がらなければならない。
 
 まずは初戦をどう乗りきるか。昨年決勝に進出した大会だけに、同じ成績を挙げなければ、昨年獲得したポイントを失うことになる。さらに昨年の好成績からくる期待のプレッシャーもそこにはある。出だしから厳しい戦いが待っているマドリッドは、錦織にとって、挑戦に満ちたテストの場となりそうだ。
 
テニスマガジン/ライター◎木村かや子/構成◎編集部)

Photo: BARCELONA, SPAIN - APRIL 23: Kei Nishikori of Japan in action against Santiago Giraldo of Colombia during day four of the Barcelona Open Bac Sabadell at the Real Club de Tenis Barcelona on April 23, 2015 in Barcelona, Spain. (Photo by David Ramos/Getty Images)


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