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バブリンカがフェデラーを破り、今季3度目の優勝 [モンテカルロ・ロレックス・マスターズ]

 4月13日からモナコ・モンテカルロでスタートした「モンテカルロ・ロレックス・マスターズ」(ATP1000/クレー)。日曜日には「オール・スイス・ファイナル」となった決勝が行われ、スタニスラス・バブリンカ(スイス)が、ロジャー・フェデラー(スイス)を4-6 7-6(5) 6-2で破り、モンテカルロでの初優勝を果たした。

 全豪オープンを制したバブリンカは過去に2度マスターズ(ATP1000)の決勝に進出した経験があったが、いずれも準優勝に終わっており、この日の決勝でも第2セットの終わりでフェデラーのプレーレベルが突然下がるまでは、敗色濃厚だった。しかし、バブリンカは攻撃的なバックハンドで17度グランドスラムを制したフェデラーを押しきった。

 フェデラーは第4シードで、ワイルドカード(主催者推薦枠)を得ての出場。2006年から08年には決勝に進出していたが、いずれも大会を8連覇していたラファエル・ナダル(スペイン)に敗れており、今大会はそれ以来の決勝進出で、初優勝を目指しての出場だった。

 バブリンカがフェデラーに勝ったのは15試合でわずかに2度目。いずれの勝利もこのモンテカルロでのものだ。彼は2009年の3回戦でもフェデラーに勝っていた。

 「僕の最初のマスターズのタイトルがここでのものになるなんて、格別な気持ちだよ」とバブリンカ。

 今年の全豪オープンではノバク・ジョコビッチ(セルビア)とラファエル・ナダル(スペイン)を倒して優勝を果たしたのがバブリンカ。「僕が彼らとの試合に臨むときには、彼らに勝てると思っている。コートに立つのは勝つためなんだ」とバブリンカ。「僕はより安定したプレーができるようになってきているし、結果もそれでついてきている。違ってきたのは前よりも自分自身に信頼を持つようになったことだね」。

 バブリンカはランキングを上げ、現在は3位。今季戦った3度の決勝はすべて勝ってきた。「去年の全仏オープンでベスト8に勝ち残った頃から、すでに変化はしていたんだ。マドリッドでは決勝を戦っていたし、全米オープンでは初めてベスト4に勝ち残れた」と彼は言う。「僕は誰が相手でも勝てるんじゃないかと気づき始めたんだよ。それが今季、いいプレーができている理由だと思う」。

 今年のこの大会に向けては「テストみたいなつもりだったんだ」とバブリンカ。「自分がいいテニスができているのはわかっていたからね」。

 また、フェデラーに勝ったことがある大会がこの大会だけだったことや、2008年の北京五輪のダブルスで一緒に金メダルを獲得した親しい友人との試合についてはこう話している。

 「今日は個人的にはチャレンジだった。ロジャー・フェデラーとの試合はいつだって特別なものさ」とバブリンカは言いながら、「彼は常に僕に対してアドバンテージを持ってきた。彼はこういう状況に慣れているからね」と続けている。

 フェデラーとバブリンカが決勝を争うのは今回が初。スイス勢同士の決勝は、2000年にマルク・ロセとフェデラーがマルセイユの大会で戦って以来のことだった。

 「彼の方が勝利に少しばかりふさわしかったということだと思う」とフェデラーは言う。「今年、初めてグランドスラムで優勝した彼にとっては、とても大きな勝利だと思うし、彼にとっては初めてのマスターズのタイトルでもあるからね」。

 バブリンカは第3シードとして出場。彼のサービング・フォー・ザ・マッチでは、簡単なセカンドサービスに対してフォアハンドをミスしたフェデラーが大声で叫び、15-15となる。次のポイントではフェデラーのバックハンドがワイドに外れ、最後はバブリンカの鋭いフォアハンドがラインをとらえてウィナーとなり勝敗が決した。

 両者は仲のいい友人同士。ネットではお互いの健闘を讃え合いハグが交わされた。

 「素晴らしい1週間だった」とフェデラー。「おめでとう、スタン」。

 勝敗は両者の友情には何ら影響がないのだという 。
 「スポーツ界において、特に個人競技ではとても珍しいことだと思う」とバブリンカはお互いの関係について話す。「僕らはお互いに勝とうとするのと同時に、リスペクトする気持ちも失わない。誇張ではなく、試合前のランチを一緒に食べたし、試合後にはロッカールームでお互いに笑い合っていたよ」。

 29歳のバブリンカにとっては7度目のツアー優勝で、今季3勝目。マスターズでは昨年のマドリッドと、2008年のローマで決勝進出の経験はあったが、優勝は今回が初だ。

 32歳のフェデラーは79度目のツアー優勝と、22度目のマスターズの優勝を目指していたが、これで今季は4度目の決勝進出で3敗目となった。インディアンウェルズではノバク・ジョコビッチ(セルビア)に、ブリスベンではレイトン・ヒューイット(オーストラリア)に敗れたのに続く3度目の決勝敗退だ。

 「ポジティブな面を見ないとダメだよ。ガッカリしたりイライラしたりしてはダメなんだ」とフェデラー。「何が自分を今のポジションに再びつけてくれたのかを考えること。それを続けていけばいいということを、自分で見極めないといけないんだ」。

 次のマスターズ大会は、マドリッドとローマがあり、全仏オープンへと続く。(C)AP

Photo:Roger Federer of Switzerland, right, congratulates Stanislas Wawrinka of Switzerland after his victory in the final match of the Monte Carlo Tennis Masters tournament in Monaco, Sunday April 20, 2014. Wawrinka won 4-6, 7-6, 6-2. (AP Photo/Claude Paris)


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