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ビッグ3以外の現役グランドスラム王者比較

メドベージェフ(左)とティーム(右)

そろってグランドスラムの歴代最多優勝記録(20回)を保持しているロジャー・フェデラー(スイス)、ラファエル・ナダル(スペイン)、ノバク・ジョコビッチ(セルビア)のビッグ3は、過去15年間の男子デニス界を独占してきた。そんな中、彼ら以外でグランドスラム優勝を果たした6人の現役選手について、スポーツウェブメディア Sportskeedaが紹介している。

2006年からの過去59回のグランドスラムでビッグ3が優勝を果たしたのは49回。残りの10回は6人の選手によって成し遂げられた。ここではビッグ3との対戦成績の勝率が低い順から紹介していこう。


マリン・チリッチ(クロアチア)
・ビッグ3との戦績:5勝34敗(勝率12.82%)…対フェデラー:1勝10敗/対ナダル:2勝7敗/対ジョコビッチ:2勝17敗
・対ビッグ3で最も注目すべき勝利:フェデラーと対戦した2014年「全米オープン」準決勝(6-3、6-4、6-4)


チリッチの唯一のグランドスラム優勝は、決勝で錦織圭(日本/日清食品)を破った2014年の「全米オープン」。これは、2005年の「全豪オープン」でマラト・サフィン(ロシア)とレイトン・ヒューイット(オーストラリア)が頂上決戦を繰り広げて以来初めて、ビッグ3がいずれも不在のグランドスラム決勝となった。チリッチは決勝でビッグ3を倒す必要はなかったものの、準決勝ではフェデラーから唯一の白星を挙げた。チリッチは2017年の「ウィンブルドン」と2018年の「全豪オープン」でも決勝に進出したが、2回ともフェデラーに敗れている。


スタン・ワウリンカ(スイス)
・ビッグ3との戦績:12勝61敗(勝率16.44%)…対フェデラー:3勝23敗/対ナダル:3勝19敗/対ジョコビッチ:6勝19敗
・対ビッグ3で最も注目すべき勝利:ジョコビッチと対戦した2015年「全仏オープン」決勝(4-6、6-4、6-3、6-4)


元世界3位のワウリンカは、ジョコビッチまたはナダルを破る形で「全豪オープン」「全仏オープン」「全米オープン」を制覇していることを考えると、ビッグ3との対戦成績が6人中5位というのは意外とも言える。過去20年間でビッグ3以外では最も多くのグランドスラムタイトルを獲得(3回)しているにもかかわらず、ビッグ3との対戦そのものではあまり良い結果を残せていない。とはいえ、グランドスラムの決勝に限ると、ジョコビッチに2勝0敗、ナダルに1勝1敗で合わせて3勝1敗と、勝負強いところを見せている。


フアン マルティン・デル ポトロ(アルゼンチン)
・ビッグ3との戦績:17勝45敗(勝率27.42%)…対フェデラー:7勝18敗/対ナダル:6勝11敗/対ジョコビッチ:4勝16敗
・対ビッグ3で最も注目すべき勝利:フェデラーと対戦した2009年「全米オープン」決勝(3-6、7-6(5)、4-6、7-6(4)、6-2)


度重なる怪我に苦しんできたデル ポトロのキャリアには多くのタラレバがつきまとう。彼はグランドスラムの同一大会でナダルとフェデラーを破った最初の選手(2009年の「全米オープン」の準決勝と決勝)であり、21歳になる前にグランドスラム王者に輝いた。その後、再びグランドスラムの決勝に進んだのは2018年の「全米オープン」だが、この時はジョコビッチに敗れている。


ダニール・メドベージェフ(ロシア)
・ビッグ3との戦績:5勝12敗(勝率29.41%)…対フェデラー:0勝3敗/対ナダル:1勝3敗/対ジョコビッチ:4勝6敗
・対ビッグ3で最も注目すべき勝利:ジョコビッチと対戦した2021年「全米オープン」決勝(6-4、6-4、6-4)


今回の6人の中で最年少(25歳)となるメドベージェフは、ビッグ3の全盛期より少し後に活躍し始めた選手ではあるものの、スタッツはその通りではないようだ。これからが期待されるメドベージェフは、これまで3度進出したグランドスラムの決勝でナダルまたはジョコビッチと対戦し1勝2敗。2021年3月にはビッグ3以外で久々に世界2位の座についた選手となった。また、2021年の「全米オープン」決勝でジョコビッチの年間グランドスラム達成を阻止した選手として人々の記憶に残り続けることだろう。


アンディ・マレー(イギリス)
・ビッグ3との戦績:29勝56敗(勝率34.12%)…対フェデラー:11勝14敗/対ナダル:7勝17敗/対ジョコビッチ:11勝25敗
・対ビッグ3で最も注目すべき勝利:ジョコビッチと対戦した2013年「ウィンブルドン」決勝(6-4、7-5、6-4)


ナイトの称号を持つマレーは2012年の「全米オープン」でグランドスラム初優勝を果たすまで、コツコツとキャリアを積んできた。2016年には世界1位に到達。2004年にフェデラーが初めて1位になって以来、マレーはビッグ3以外では唯一1位に立った選手であり、かつては彼を含めて「ビッグ4」と呼ばれていた。マレーがグランドスラムの決勝に進出したのは11回で戦績は3勝8敗。負けた相手はジョコビッチ(2勝5敗)とフェデラー(0勝3敗)だ。


ドミニク・ティーム(オーストリア)
・ビッグ3との戦績:16勝18敗(勝率47.06%)…対フェデラー:5勝2敗/対ナダル:6勝9敗/対ジョコビッチ:5勝7敗
・対ビッグ3で最も注目すべき勝利:ジョコビッチと対戦した2019年「全仏オープン」準決勝(6-2、3-6、7-5、5-7、7-5)


ティームが獲得したグランドスラムタイトルは2020年の「全米オープン」のみ。この大会にフェデラーとナダルはそもそも出場しておらず、ジョコビッチも4回戦で失格に。そのため、ティームが決勝で対戦したのは当時世界7位のアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)だった。しかしながら、ティームがビッグ3を最も脅かす存在であることは間違いない。このリストに名を連ねる選手の中で彼らに勝ち越しているのは、フェデラーに5勝2敗しているティームだけで、ビッグ3全体でも勝率およそ50%という好成績を誇る。ティームは2018年と2019年の「全仏オープン」の決勝でナダルに敗れており、2020年の「全豪オープン」決勝ではジョコビッチの前に涙を呑んだ。


(テニスデイリー編集部)


※写真はメドベージェフ(左)とティーム(右)
(Getty Images)

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