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ジョコビッチ連勝で準決勝進出。ベレッティーニに続きチチパスも棄権[Nitto ATPファイナルズ]

「Nitto ATPファイナルズ」でのジョコビッチ

現地17日、世界トップ8の選手たちが出場するシーズン最終戦「Nitto ATPファイナルズ」(イタリア・トリノ/11月14日~11月21日/室内ハードコート)4日目は、3日目に続いてグループステージの2試合目が行われた。そして前日と同じく、準決勝進出を決める選手が出る一方、大会から去る2人目の選手も出ている。ATP(男子プロテニス協会)公式ウェブサイトが報じた。

この大会では出場者8人が4人ずつ2つのグループに分かれて総当たり戦を行い、各組上位2位の選手たちが勝ち抜き戦へと進む。3日目に「レッド・グループ」の面々が2試合目を戦い、この4日目はもう1組の「グリーン・グループ」がそれに続いた。


まずは、ともに1試合目に勝利している第1シードノバク・ジョコビッチ(セルビア)と第5シードのアンドレイ・ルブレフ(ロシア)が対戦。意外にも顔を合わせるのはこれが初めて だからか、両者、不安定なスタートを切る。最初にサービスゲームを迎えたジョコビッチは5本中1本しかファーストサーブが入らず早速ブレークされる。しかし、直後のルブレフもダブルフォールトで2つのブレークポイントを与えてしまい、1回目はしのいだが、2回目でボレーがアウトになり、1-1に。その後は互いにサービスゲームをキープし合ったが、第8ゲームでジョコビッチが1回のチャンスをモノにしてブレーク。続くサービング・フォー・ザ・セットをラブゲームで取った。第1セットを取ったことで「相手によりプレッシャーをかけられるようになった」ジョコビッチは、第2セットではファーストサーブの確率やセカンドサーブのポイント取得率が前のセットに比べてかなり上昇。ルブレフに一度もブレークチャンスを与えず、6-3、6-2のストレート勝ちで2連勝、グループステージ突破を決めた。


ジョコビッチは、1試合目に続いて最初のサービスゲームを落としたことについて「スタートをうまく切れるようにしないとね。最初はナーバスになっていたけど、第8ゲームでニューボールになった時から、なぜだか正しいショットを正しいタイミングで打てるようになった」と振り返る。これでファイナルズでは通算40勝目を挙げ、イワン・レンドル(アメリカ)の39勝を抜いて単独2位に。1位はロジャー・フェデラー(スイス)の59勝だ。


試合後、ジョコビッチはスタンドにいた子どもにキャップをプレゼントしていた。それについて本人はこう語る。「多くの子どもたちにとって、トッププレーヤーたちの試合を観ることがめったにない機会であることは理解しているよ。そんな時、彼らは選手と写真を撮ったりサインをもらったりと、何か記念になるものが欲しいんだ。全員を満足させることは無理だけど、特に若者や子どもたちのためにはできるだけのことをしてあげたい。僕も昔は彼らと同じだったからね」


6年ぶり6度目の優勝を狙うジョコビッチは、現地のファンから力をもらっているようだ。「ここイタリアはすごく居心地がいいよ。 僕がイタリア語を話せることも関係しているかな。みんながテニスを愛していて、僕がここにいることを喜んでくれるし応援してくれる。人々のエネルギーとつながりを感じているよ」


一方、これで1勝1敗となったルブレフは、敗因について以下のように説明する。「今日はミスが多すぎた…。焦ってしまったのかもしれない。考えすぎたのもあるね。普段は考えず、打つことに集中しているから」


前日、「レッド・グループ」では第6シードのマッテオ・ベレッティーニ(イタリア)が怪我により棄権したが、この日の「グリーン・グループ」でも第4シードのステファノス・チチパス(ギリシャ)が右肘の怪我を理由に大会から去った。2019年大会の王者であるチチパスはこの怪我に数週間前から悩まされており、今月初めの「ATP1000 パリ」では試合途中で棄権していた。


チチパスの棄権を受けて、代わりにキャメロン・ノリー(イギリス)が第8シードのキャスパー・ルード(ノルウェー)と対戦。ファイナルズ初出場のノリーが第1セットを取ったが、そこからルードが盛り返して1-6、6-3、6-4で大会初勝利を手にした。試合後、ルードは「ステファノス、マッテオ、早い回復を祈っているよ!」とテレビカメラに向けてメッセージを綴っている。


チチパスの棄権により、ルードには大きな心境の変化があったという。「ステファノスとの試合に向けて準備をしていた時、僕は勝ち目がないと思われているから気楽にプレーできると考えていたんだ。でも、彼が棄権したと知ってすべてが変わった。初勝利のチャンスがあると思うと、より多くのプレッシャーを感じるようになったよ」


また、予想外の相手と対戦したことによるやりにくさもあったようだ。「最初はキャメロンのショットの感覚がうまく掴めなくて、いくつかミスをしてしまった。第1セットと第2セットの途中までは、彼の方がいいプレーをしていたよ。僕はサーブが何度か大きな場面で助けになってくれたね」


一方のノリーは、ベレッティーニの代わりを務めることになったヤニク・シナー(イタリア)と同じく、試合の数時間前に出場することが決まったものの、それによる苦労よりも喜びを味わっている。「ここにいるすべての瞬間を楽しんでいるよ。練習で調子が良かったから、プレーする準備はできていた。自分のテニスに満足しているよ。今大会は、“デビスカップ”に向けたトレーニングの機会にするつもりだったんだ。それなのに何試合か出場することができるなんて、ボーナスをもらった気分だよ。大きな経験になるね」


1敗のノリーはグループステージ敗退となるため、ベスト4進出を懸けた残り1枠は、ともに1勝1敗のルブレフとルードの直接対決で勝った方が手にすることになる。


(テニスデイリー編集部)


※写真は「Nitto ATPファイナルズ」でのジョコビッチ
(Photo by Julian Finney/Getty Images)

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