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元世界8位のビッグサーバーが最終戦出場者たちのサーブを分析!

トリノの街を歩く「Nitto ATPファイナルズ」出場選手たち

ビッグサーバーとして知られる元世界ランキング8位のジョン・イズナー(アメリカ)が、男子のシーズン最終戦となる「Nitto ATPファイナルズ」(イタリア・トリノ/11月14日~11月21日/室内ハードコート)に出場する選手たちのサーブを分析した。ATP(男子プロテニス協会)公式ウェブサイトが報じている。

これまでプロとしての15シーズンで1万3000本以上のサービスエースを決めてきたイズナーは、サーブについて熟知していると言っても過言ではない。


サーブの出来は必ず注目されるわけではないが、世界トップクラスの選手たちがオールラウンドなプレーができることを考えると、今年の「Nitto ATPファイナルズ」ではサーブが重要な鍵を握るかもしれないとイズナーは考えている。2018年大会に出場した身長208cmのイズナーは、ギリギリで出場が決まったキャスパー・ルード(ノルウェー)とフベルト・フルカチュ(ポーランド)を除く今大会の出場者6人のサーブを以下のように分析した。


■世界1位ノバク・ジョコビッチ(セルビア)
今季のサービスエース:420本/ファーストサーブのポイント取得率:76%
「ジョコビッチはキャリアを積むにつれてサーブが良くなった選手の一人だ。そして世界王者になってもなお向上心を忘れず、ここ数年は特にサーブに焦点を当てているね。強烈なサーブで知られたゴラン・イバニセビッチ(クロアチア)をチームに迎え入れたのもそうした理由からだろう。その甲斐あってサーブは確実に良くなった。“全豪オープン”では大会を通してサービスゲームをキープしている。彼のサーブは今が一番良いと思うよ。セカンドサーブも自信を持って打っているし、サーブでこれまでより多くのポイントを稼いでいる。それに加えてほかのプレーも超一流とくれば、多くの試合に勝つのは当然だね」


■世界2位ダニール・メドベージェフ(ロシア)
今季のサービスエース:599本/ファーストサーブのポイント取得率:78%
「トップ5の選手ともなると、あらゆるプレーが高いレベルなので、サーブが特有の武器として見られることは少ない。弱点がないかのように思われているから、スピードやバックハンドの方が注目されがちだ。それも確かに素晴らしいけど、メドベージェフはサーブも見事で、数字にも表れている。背が高い(198cm)からサービスエースを狙ってくるし、セカンドサーブも強烈だ。ジョコビッチと同じく、彼もここ数年でサーブが良くなったね」


■世界3位アレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)
今季のサービスエース:688本/ファーストサーブのポイント取得率:77%
「サーブは自信に大きく左右されるものだから、メンタル面によるところが大きい。ズベレフのサーブのモーションはスムーズだけど、これまではダブルフォールトも多くて、それに対して感情的になることもあった。でも最近はそういう姿を見なくなったね。僕自身、セカンドサーブを考えていないかのようにファーストサーブでエースを狙ってくる彼と対戦したことがあるけど、そういう時の彼はかなり手強い。優勝した“ATP500 ウィーン”の彼がまさにそうで、毎試合のように10本以上のサービスエースを決める一方でダブルフォールトはほとんどしなかった。僕と対戦した“レーバー・カップ”やマスターズ1000大会でもファーストサーブの確率が常に70%を超えていたから、そんな時の彼を倒せるのはジョコビッチとメドベージェフくらいじゃないかな。サーブに自信を持っている時のズベレフはほかのプレーも安定するから強敵だよ」


■世界4位ステファノス・チチパス(ギリシャ)
今季のサービスエース:475本/ファーストサーブのポイント取得率:76%
「今年のチチパスはファーストサーブの確率が格段に上がった気がする。彼のサーブはちょっと変わっていて、トスを後ろの方に上げるんだ。個人的にはあまり好きなスタイルじゃないけど、彼はそれをうまく生かしてサーブを磨いてきた。3、4年前に対戦した時はファーストサーブの確率が60%を超えることは滅多になかったけど、今では70%を超える時もある。彼もサーブが格別注目されることはないけど、確実にうまくなっているよ」


■世界5位アンドレイ・ルブレフ(ロシア)
今季のサービスエース:489本/ファーストサーブのポイント取得率:76%
「ルブレフのサーブはほかの選手ほど強烈ではないけど、ファーストサーブが良いのは確かだ。決して弱いわけではなく、次のプレーで少しだけ優位に立てるようなサーブで、彼にとってはそれだけで十分なんだろう。ベースラインからのプレーが最もアグレッシブな選手の一人だからね。彼のサーブは良いコースを突いているけど、時速209kmを超えることはない。せいぜい時速201kmといったところけど、少しでも攻撃に使えれば十分だ。彼は試合を優位に運ぶチャンスを決して逃さず、常にボールを追って、すべてのグラウンドストロークでポイントを狙ってくる。ここ数年でその傾向ははっきりしてきて、試合の結果にも表れていると思う」


■世界7位マッテオ・ベレッティーニ(イタリア)
今季のサービスエース:609本/ファーストサーブのポイント取得率:79%
「彼は今大会の出場選手の中で最もサーブが注目される選手だ。ファーストサーブはとにかく強烈で、世界で5本の指に入ると言っていい。サービスゲームをキープするのに苦労しないタイプだ。ほかの選手に比べるとグラウンドストロークはそこまで良くないけど、それをサーブで補っている。フォアハンドも強力なのは言うまでもない。それをうまく生かしているし、とにかく腕を自在に操れる選手なんだ。サーブのモーションも僕好みだね。軽々と強烈なサーブを打ってみせる。時速209kmのサーブが打てることは大きな武器だよ」


14日に開幕する「Nitto ATPファイナルズ」では、トップ選手たちのサーブにも注目してみてはいかがだろうか。


(テニスデイリー編集部)


※写真はトリノの街を歩く「Nitto ATPファイナルズ」出場選手たち
(Photo by Clive Brunskill/Getty Images for ATP)

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