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インディアンウェルズにFBI参上!SNSでの選手に向けた攻撃を監視へ

2019年「ATP1000 インディアンウェルズ」でのフェデラー

もうすぐ開幕する「ATP/WTA1000 インディアンウェルズ」(アメリカ・インディアンウェルズ/10月6日~10月17日/ハードコート)で、FBIが選手に対するSNS上での誹謗中傷に対処することが明らかとなった。伊ニュースサイト UBI Tennisが報じている。

大会関係者が参加選手に送った書面には、今大会において「ソーシャルメディア上で選手を狙った誹謗中傷や脅迫を監視し、対処するためにFBIが参加します」と書かれている。具体的にどんな措置を採るのかといった詳細は明らかになっていない。


これまで複数の選手がSNS上で誹謗中傷や脅迫を受けたことを告白。先月の「全米オープン」4回戦で元世界ランキング40位のシェルビー・ロジャーズ(アメリカ)は、のちに初優勝を飾る18歳の新星エマ・ラドゥカヌ(イギリス)に負けた際、きっと死の脅迫を受けるだろうが、そういうことには「慣れている」と話していた。元全米女王のスローン・スティーブンス(アメリカ)は過去にSNS上で受けた攻撃的なコメントをいくつか公開、その中には「お前を見つけ出して2度と歩けなくなるくらいに足を破壊してやる」のような明らかな脅迫も含まれていた。元「全米オープン」ファイナリストのマディソン・キーズ(アメリカ)は先日、ソーシャルメディア運営側が誹謗中傷へ十分に対処していないと批判。Twitterへの複数の投稿を通じて「ソーシャルメディアが誰にとっても安全な場所になるまで声を上げ続ける」と宣言している。さらに元世界王者のロジャー・フェデラー(スイス)はGQ誌のインタビューの中で、ソーシャルメディアが選手たちに与える影響を憂慮。選手のメンタルヘルスを守るために「改革が必要だ」と訴えていた。


今年の「全米オープン」開催中にWTA(女子テニス協会)は、スポーツ選手がオンライン上で何らかのハラスメントに遭遇した際のサポートを専門とし、リスクの査定や管理を行う会社であるTheseus社と協力していることをロイター通信に伝えており、SNS上でのこのような問題が増えていることを強調。WTAの広報担当者は「Theseus社とWTAはソーシャルメディアのプラットフォームと協力して、必要に応じてアカウントを停止し、場合によっては地元の当局に通知する」と述べた。


ATP(男子プロテニス協会)も同じくTheseus社と緊密に連携している。2020年11月に英Metro紙が伝えた記事の中で、ATPの広報担当は次のように語った。


「ソーシャルメディアを利用したオンラインでの選手への誹謗中傷は引き続き注視していく必要がある。ソーシャルメディアの成長と様々なデジタルプラットフォームを通じたテニスへの注目度の高まりが相まって、選手は、特に不満を抱いたギャンブラーから罵倒や脅迫、望まないコミュニケーションを受けるようになった。この問題は近年増加しており、選手は自分が何を受け取っているのか、なぜ受け取っているのか、そしてどのような行動を取るべきなのかを理解することが重要となる。我々は明確な報告プロセスとフォローアップの態勢を整え、選手には何か懸念すべきことがあれば報告するよう勧めている」


選手たちが健全な環境で本領を発揮できるよう、関係組織や専門家にはSNS上の問題に全力で立ち向かってもらいたい。


(テニスデイリー編集部)


※写真は2019年「ATP1000 インディアンウェルズ」でのフェデラー
(Photo by Clive Brunskill/Getty Images)

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