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ルブレフがメドベージェフに5度目の正直!チチパスはズベレフに敗れる[ATP1000 シンシナティ]

「ATP1000 シンシナティ」でのズベレフ

ビッグ3も全米王者も不在の中で若手実力者たちが激突する「ATP1000 シンシナティ」(アメリカ・シンシナティ/8月15日~8月22日/ハードコート)の準決勝が行われ、決勝カードが決定した。ATP(男子プロテニス協会)公式ウェブサイトが報じている。

準決勝には、第1シードダニール・メドベージェフ(ロシア)と第2シードのステファノス・チチパス(ギリシャ)、第3シードのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)、第4シードのアンドレイ・ルブレフ(ロシア)というシード上位4人が順調に勝ち上がり。


メドベージェフとルブレフというロシア勢同士の対戦では、ルブレフが2-6、6-3、6-3と逆転勝利。ルブレフは2019年のシンシナティ大会を含む過去4度の対戦で4連敗、メドベージェフから1セットも取ったことがなかった。しかし、前回対戦した今年の「全豪オープン」後に、「僕にもチャンスはあったんだ。(前回の)“全米オープン”ではセットポイントを得たし、ここでもブレークチャンスがあった。だからいつかは僕の日が来ると思うよ」と語っていたように、手応えは以前から得ていた。


そして5度目の対戦となったこの日、メドベージェフがベースラインから次々と深いショットを放ってルブレフのミスを誘い、早々にリードを奪って第1セットを先取。しかし、「(第1セットを)2-6で落としたけど、実際のポイント数は僅差だった」と自信を失っていなかったルブレフは、「メドベージェフは相手に攻撃のチャンスを与えないタイプの選手だから、僕は彼を走らせようと思った。それで、攻勢に出る最適のタイミングを探していたんだ。まるでチェスのゲームのようだったね」と振り返る。


その言葉通り、第2セットからレベルを上げたルブレフは、力強いフォアハンドでメドベージェフを走らせる中、ボールを追っていったメドベージェフがコート端のテレビカメラと接触してしまう一幕も。そしてルブレフの4-3で迎えた第8ゲームで8度のデュースの末にルブレフが相手のサービスゲームを破り、直後のピンチをしのいでメドベージェフから初めてセットを奪う。第3セットでは第7ゲームで2回のブレークチャンスを作ってその2回目をモノにすると、そのままゲームを連取し、メドベージェフから初勝利を挙げた。


5度目の対戦で念願の勝利を掴み取ったルブレフは、「彼に対抗できるという自信をさらに深めることができた。まだまだ成長すべきところはたくさんあるけど、大学で学位を取った気分だよ」と喜んでいる。


もう一つの準決勝では、ズベレフとチチパスが対戦。二人の対戦成績では、今年の「全仏オープン」準決勝でフルセットの末に決勝行きを決めたチチパスが6勝2敗と大きくリードしていたが、金メダルを獲得した「東京オリンピック」から9連勝中のズベレフが勢いそのままに6-4、3-6、7-6(4)で勝利した。


ズベレフは第1セットの第5ゲームでバックハンドダウンザラインなどを決めて先にブレーク。第1セット終了後にチチパスが8分もトイレ休憩から戻って来なかったこともあってか、第2セットではズベレフが少しリズムを崩してチチパスの逆襲を許したが、第3セットで2ゲームダウンから第6ゲームと第10ゲームで手にしたチャンスを確実に生かしてイーブンに戻す。そのままタイブレークに突入すると、3度ミニブレークを奪って決勝行きを決めている。


勝利したズベレフは試合をこのように振り返る。「最初にブレークした後、チャンスがあると思った。ラリー中、彼はいつものような強烈なショットを打っていなかったからね。僕はちょっとだけ、オリンピックでノバク・ジョコビッチ(セルビア)を破った時のようなメンタルになっていたよ」


また、同世代のチチパスとの関係について「素晴らしいライバル関係だよ。炎と感情が渦巻いている」と表現。昨年の「全米オープン」ファイナリストであるズベレフは、チチパスとの9度目の対戦を「“全米オープン”に向けて相手に何も与えたくないというお互いの気持ちがにじみ出た試合だったね。過去数試合のように今回も素晴らしい戦いだったよ」と分析した。


しかし、ズベレフは試合途中から体調不良に。試合後、「気分が悪かったんだ。第2セット途中から力が出ず、おなかの具合が悪くなった。第3セット途中でトイレに行った後、少し気分が良くなったよ。薬ももらえたしね。それで力がまた湧いてきたけど、アドレナリンも混じっていたかもしれないね」


決勝に臨むルブレフがマスターズ大会決勝に臨むのは、準優勝に終わった今年4月の「ATP1000 モンテカルロ」以来2回目。対するズベレフは9回目で、過去に4度優勝している。対戦成績はズベレフの4戦全勝、すべてストレートで勝利している。1セットも奪えたことのないルブレフは、メドベージェフ戦に続いて初勝利を挙げられるだろうか。


(テニスデイリー編集部)


※写真は「ATP1000 シンシナティ」でのズベレフ
(Photo by Dylan Buell/Getty Images)

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