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23歳のチチパスが同じ誕生日に50歳になったレジェンドについて語る

2020年「全仏オープン」でのチチパス

ステファノス・チチパス(ギリシャ)は幼少期、父親と一緒に何時間もピート・サンプラス(アメリカ)の試合を見て過ごしたそうだ。サンプラスは父方も母方もギリシャ系ということもあり、チチパスは子供の頃から親近感を持っていたのだろう。チチパスが憧れのサンプラスについてインタビューで語った様子をATP(男子プロテニス協会)の公式ホームページが伝えている。

「彼はいつも[僕の生活の中に]いたんだ」とチチパスはサンプラスについて語った。「僕たちはいつも、彼をテニス界の偉大なレジェンドとして見ていたよ」


さらに、チチパスとサンプラスは同じ8月12日生まれ。チチパスにとってサンプラスはより一層特別な存在だったに違いない。先週の木曜日、チチパスは23歳に、サンプラスは50歳になった。その日に「ATP1000 トロント」準々決勝進出を決めたチチパスは、試合後のインタビューでサンプラスや自身の誕生日について語った。


サンプラスを好きな理由を聞かれたチチパスは、「彼の大胆な試合運びさ。彼のサーブ&ボレーを見るのが好きだった」と答えた。「ロジャー・フェデラー(スイス)が簡単そうにテニスをすると人々は言うよね。僕は、ピート・サンプラスも簡単そうにやってのけると思っている。美しいテニスを見せてくれるんだ」


チチパスの人生には常にサンプラスがいたとも言える。チチパスの父、アポストロス・チチパス氏は、10代後半にテニスを始めた頃、いつもサンプラスのプレーを見ていたそうだ。


「父はピートを見るのがとても好きで、僕にもそれを教えてくれた。僕たちは2人ともピートを見て育ったんだ。ピートを手本として育てられたのさ」


チチパスは、現役のサンプラスを見るには若すぎた。チチパスが生まれた時、”ピストル・ピート”とあだ名されたサンプラスは既にグランドスラムで11回優勝していた。だが、サンプラスのキャリアの中でチチパスが特に印象深く感じているのが、最後に出場した2002年の「全米オープン」で優勝したことだった。


「正直言って、キャリアの終わらせ方として最高だよね。グランドスラムで優勝して、終わりにするってのはさ」とチチパスは笑みを浮かべながら言った。「彼は、それを信じられないようなスタイルでやってみせた。これ以上最高なことはないと僕は思うよ」


2年前、インディアンウェルズで実際にサンプラスに会った時は、とても興奮したという。そして12日にカレン・ハチャノフ(ロシア)に勝利した後に、トロントの大会主催者がコートにバースデーケーキを持って現れた時も、同じくらい感激したそうだ。


「最高の気分だったよ。テニスコートで経験できる最高の感情だね。覚えてくれていたのが嬉しかった。同時に僕の年齢を思い出させてくれたね。5歳若いくらいの気分でいるのが好きなんだけど」


彼の家族にとっては、誕生日よりも聖名祝日(名前をもらった聖人の記念日)の方が重要視されているそうだ。それでも、チチパスにとって自分の誕生日に勝利を飾れたことは嬉しいことに違いない。チチパスには、3年前の20歳の誕生日に「ATP1000 トロント」でラファエル・ナダル(スペイン)負けてしまった過去がある。


「誕生日は最高だよね。皆に自分のことを思い出してもらえるし、素敵なプレゼントやメッセージがもらえる」とチチパスは言った。「誕生日はどんな日でも素晴らしい日だよ」


トロントでは残念ながら準決勝敗退となってしまったチチパスだが、シンシナティ、そして「全米オープン」(アメリカ・ニューヨーク/8月30日~9月12日/ハードコート)での活躍を期待したい。


(テニスデイリー編集部)


※写真は2020年「全仏オープン」でのチチパス
(Photo by Tim Clayton/Corbis via Getty Images)

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