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錦織以来の最年少!18歳アルカラスがツアー初優勝

2020年「ATP500 リオデジャネイロ」でのアルカラス

18歳の新星カルロス・アルカラス(スペイン)が「ATP250 ウマグ」(クロアチア・ウマグ/7月19日~7月25日/クレーコート)でATPツアー初のタイトルを獲得した。ATP(男子プロテニス協会)公式ウェブサイトが報じている。

「ネクストジェン」のスター候補として注目を集める世界ランキング73位のアルカラスは、第7シードとして臨んだ「ATP250 ウマグ」の決勝で元世界7位のリシャール・ガスケ(フランス)を6-2、6-2で破り、優勝を飾った。これによりアルカラスは、2008年に「ATP250 デルレイビーチ」で優勝した当時18歳の錦織圭(日本/日清食品)以来の最年少でのATPチャンピオンに輝いた。さらに、スペイン人選手としてはラファエル・ナダル(スペイン)に次ぐ、2番目に若い王者だ。2004年にポーランドのソポト大会で初優勝を果たした当時のナダルと、今回のアルカラスの年齢差はわずか8日だった。


「信じられない。いろいろな感情が湧いてきたよ。初のATP(タイトル)を獲得したこの勝利はすごく嬉しい。この瞬間にしばらくは浸ろうと思っているよ」とアルカラスは優勝直後に話している。


アルカラスは力強いフォアハンドウィナーで優勝を決めると、クロアチアの夜空にボールを打ち上げた。アルカラスのコーチでありメンターでもある元世界1位のフアン カルロス・フェレロ(スペイン)は勝利の瞬間に立ち上がって拳を突き上げ、満面の笑みを浮かべて教え子の栄冠を喜んだ。その直後には、ラケットをベンチに立てかけてすぐさま駆け寄ってきたアルカラスとスタンド越しに暖かい抱擁を交わしている。


2020年2月の「ATP500 リオデジャネイロ」でATP大会本戦デビューを果たしたアルカラスは、多くの注目を集めており、チャレンジャーツアーで4つのタイトルを獲得している。彼がツアーレベルで優勝するのは時間の問題と見られていた。


実は決勝で対戦したガスケも10代の頃から高く評価されており、アルカラスが生まれる1年以上前の2002年に15歳でマスターズ大会に参戦し、ツアー初勝利を挙げていた。ガスケのこの初勝利は、1990年以降ではいまだに最年少記録だ。


そんなガスケは、同世代の中でも最も美しい片手バックハンドを打つことで知られ、スピンとスピードを組み合わせて相手を苦しめることに長ける。だがアルカラスは初の決勝にもかかわらず、このベテランを相手に決して動じることなく、冷静で効果的なプレーを披露した。アルカラスはサービスゲームを一つも落とさなかった一方、自身はブレークに4回成功。1時間17分にわたってATPで15回優勝しているベテランを力と冷静さで圧倒した。


「この大会では5人の偉大な選手に勝つことができた。大きく成長できたし、たくさんの経験を得ることができたから、将来に役立つと思っているよ」とアルカラスは振り返った。


ガスケは「エネルギーとスピンを駆使して素早くプレーする」アルカラス相手に苦戦したと話し、「彼のプレーは素晴らしく、とても安定していた。凄い選手だよ」と称えた。


同国の偉大な先輩ナダルも期待を寄せるアルカラスは、今後ますます活躍してくれることだろう。


(テニスデイリー編集部)


※写真は2020年「ATP500 リオデジャネイロ」でのアルカラス
(Photo by Buda Mendes/Getty Images)

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