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ランキング急上昇中!ピアノも得意なジェンソン・ブルックスビーとは?

写真は2019年「USオープン」でのブルックスビー

今年、急成長を見せている若手選手がいる。カリフォルニア州出身、20歳のジェンソン・ブルックスビー(アメリカ)だ。7月上旬の「ATP250 ニューポート」で自身初のATP(男子プロテニス協会)ツアー大会の決勝に勝ち進み、元世界ランキング5位のケビン・アンダーソン(南アフリカ)と対戦。結果は惜しくも準優勝となったが、大きな結果を残した。これまでのブルックスビーは、ツアーレベルでの勝利は2019年「全米オープン」1回戦で元世界4位のトマーシュ・ベルディヒ(チェコ)から挙げた1勝のみ。2020年は怪我で1度も試合に出ることができなかった。戦線復帰した今年はチャレンジャー大会で3度優勝を飾り、「全仏オープン」の予選を勝ち上がって本戦に出場するなど良い成績を残し、ランキングも310位から126位と大躍進。そんなブルックスビーがインタビューに答え、自身の生い立ちや趣味、テニスへの思いを語った。米テニスメディア Tennis.comが伝えている。

Q. テニスを始めてすぐにこれを続けたいと思いましたか?


4歳の頃からテニスを始めた。おもちゃのボールを持っていて、学校に行く前の朝7時から8時までガレージの壁に向かって打っていた。プレーするのが大好きだったんだ。子供の頃は他のスポーツもしていたよ。サッカー、バスケットボールとかね。でもテニスが個人競技であるところが気に入っていた。自分でもテニスが最も向いていると思っていたから、13歳の頃これをやろうって決めたんだ。


Q. ご家族の誰かもテニスをされたんですか?


実は、両親どちらもプレーしていたんだ。父は大学の頃に趣味として始めて、母も何年もプレーしていた。父母が僕にテニスを教えてくれた。だからテニスは家族の絆でもあるね。


Q. あなたのファーストネームの由来は何ですか?ニックネームはありますか?


“JT”でいいよ。ミドルネームがタイラーなんだ、そっちは普通の名前だよね。元々、ファーストネームがタイラーになるはずだったんだけど、父はカーレースが趣味で、F1ドライバーのジェンソン・バトンが好きだから、その名前をもらったんだ。ジェンソンはイギリスの名前で、父はイギリス系の血筋だ。両親ともにこの名前を気に入っているよ。


Q. あなたの言葉でいうと、ジェンソン・ブルックスビーはどんな選手ですか?


ユニーク、だね。僕のテニスには、武器も弱点もない。すべてのプレーが安定してると思っている。動きもいいし、ボールを前後左右に振るのもうまい。そして、ラリーの間ずっと自制心を持って集中し続けることができる。


Q. 試練の2020年から、前向きな考え方で活躍できるようになった原因は?


2019年の「全米オープン」では、すごく勢いがあった。でも2回戦の第4セットで腕を痛めてしまって、そこから次々と怪我が続いた。12月中旬には足の指を怪我して、かなり悪い状態だった。しばらくギプスをしなければいけなかったくらいだ。1月に、治癒にどのくらいかかるかわかった頃が一番苦しかったな。当時はパンデミックでランキングが凍結されるとは知らなかったから、ランキングが急落下すると思った。誰にとっても困難な1年だったけれど、僕は試合に出られること、勝てることを以前よりもっとありがたいと思うようになったし、過程をより楽しめるようになった。あの時期は今後も含め一番辛く、最悪の時期だったと思う。これからまだまだ長い道のりが待っているよ。


Q. 自分の違う面を発見したことで、プラスに働いたこともありますか?


もちろんだよ。あんな長期間にわたる困難を乗り越えられたということは、自信になるし、自分をより信じられるようになった。僕に力があることはわかっていたけれど、しばらくプレーできなかった時は精神面を鍛えることができた。身体的にも、上半身のコアマッスルを鍛えたりね。その間、モチベーションを保ち、毎日向上するためにできることは何でもやったよ。ジムでより厳しいトレーニングをするようにもなった。


Q. 「全米オープン」の話が出ましたが、あなたは観客の声援によって力を得る方ですか?それともいつも同じアプローチで取り組むタイプですか?


変かもしれないけど、どっちもだと思う。例えば「全米オープン」みたいに、観客の前でプレーするのはすごく好きだよ。試合に出ると気分が高まりアドレナリンが出てくるけれど、ああいう風に多くの人の前でプレーするともっとモチベーションが上がるんだ。でも同時に、練習コートで何時間も過ごす間は、誰も見ていない。だから観客がいなくても集中力を切らさずにいることはできる。観客の存在は僕のプレーや、トレーニングのやり方、集中の仕方にはあまり関係ない。


Q. 現役選手の中で誰の試合を好んで見ますか?


一番好きなのはラファエル・ナダル(スペイン)だね。メンタルの強さが理由さ。すべての試合で全力を尽くすことが分かってる。彼はその点では一番だと思う。そういう面で彼のことを尊敬しているよ。


Q. ピアノが上手だそうですね。すぐに弾ける曲を3曲教えてください。


クラシックを弾くのが好きなんだ。バッハのソナタ第3番、それからClocksやThe Final Countdownがお気に入りだよ。弾く時はその3つが定番かな。プロテニス選手として世界中旅しているからなかなか弾くことはないけれど、家には電子ピアノがあるんだ。時々レッスンも受けてるよ。家でリラックスする時の一番好きな趣味だね。


Q. あなたとユーゴ・アンベール(フランス)が連弾するのをいつか見られるかもしれませんね。


彼もピアノを弾くの?知らなかった。ちょっと調べてみよう。良いことを聞いた。


(テニスデイリー編集部)


※写真は2019年「USオープン」でのブルックスビー
(Photo by Emilee Chin/Getty Images)

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