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再始動のチチパスがハンブルクで初戦勝利、「違う結果が欲しい」

「全仏オープン」でのチチパス

世界ランキング4位のステファノス・チチパス(ギリシャ)は「ウィンブルドン」の1回戦で敗れたが、同大会は彼が「全仏オープン」決勝でノバク・ジョコビッチ(セルビア)に5セットの末に手痛い敗戦を喫した後に出場した最初の大会であった。しかし、今週の「ATP500 ハンブルク」(ドイツ・ハンブルク/7月12日~7月18日/クレーコート)にトップシードとして出場するチチパスは、次の大きな機会を活かせるよう、向上に努めている。ATPツアーの公式オンラインメディアが伝えている。

「僕は挑戦して、そこから最高のものを引き出したい。十中八九、あの試合(“全仏オープン”決勝のジョコビッチ戦)のことは力の源として受け止めるだろう。僕は怒っているからね。怒って当然だろう、僕は違うものが欲しい。違った結果が欲しいんだ」


チチパスは女子テニス選手のアンドレア・ペトコビッチ(ドイツ)が聞き手となって行われたインタビューで、ジョコビッチとの「全仏オープン」決勝についてこう語った。「次に対戦する時には違った結果を出したい。それにもっといいものを見せられるようになりたい。それがコートにいる理由だよ。もし僕が普通であることや平均的であることを心地よく思うタイプだったら、今しているようなことはしていないだろう。僕にとっては、いつだって次のレベルに進むことが大事なんだ」


一時はセットカウント2-0とリードしたジョコビッチとの対決を、チチパスは過ぎたこととして見てはいない。むしろ彼は、この経験を有効に活用しようとしている。


「身体的な要素でノバクに劣っていることがたくさんあった。僕があの試合で持ちこたえられず、最初の方にできていたレベルで試合全体を通してプレーできなかった一番の理由はそれだと思っている。もちろんグランドスラムでの初優勝を成し遂げるためには、チームと話し合って解決策を見つけなければいけないこともいくつかあるよ。あともう少しのところまでいったからね、間違いなく」


「最後は悔しかったし、悲しかった。更衣室ではあまりそういう素振りを見せなかったけどね。振り返るのがつらい瞬間だった。簡単ではなかったよ。特にあれだけ惜しいとね」


チチパスは今週ハンブルクで調子を取り戻そうとしている。ここで優勝を目指すのだ。昨年、彼はこの大会で決勝に進出し、波乱に満ちたフルセットの決勝でアンドレイ・ルブレフ(ロシア)に惜しくも敗れた。この大会に戻ってきてチチパスはわくわくしている。


「僕らは1年の多くを家から離れて過ごすから、母国とつながる機会はあまりない。間違いなく、訪れた時につながりを感じられる場所があるといいなと思う。ここのようにただしっくりくる場所というのがあるんだ。他のどんな場所よりも雰囲気や空気感を感じる。僕にとって、ここはとにかくすごく整然としていて、空気に何か特別なものがあるに違いないよ」


チチパスはコート上で成長しようとしているだけではない。ソーシャルメディアや他の媒体を使ってファンとつながるために、自身の行動全ての限界を押し広げようとしている。


「常に成長が必要だし、自分自身をもっと説明する必要がある。だけど、まだ可能性の最大限までさらけ出すことはできていない。僕はコート外のたくさんのことに興味があるんだ。まだ自分の声を探しているんだよ。それは日常のことで、僕が何を提供することができるか、僕が提示する考えによってどれくらいの人々にきっかけを与えられる可能性があるか、試そうとしているんだ」


ハンブルクでの初戦となった2回戦で、チチパスは世界59位のドミニク・コプファー(ドイツ)を7-6(2)、6-3で倒しベスト8に進出。今季ツアー最多となる40勝目を挙げた。弟ペトロス・チチパス(ギリシャ)と組んだダブルスでは残念ながら初戦敗退となったが、シングルス準々決勝では世界44位のフィリップ・クライノビッチ(セルビア)と対戦する予定だ。


(テニスデイリー編集部)


※写真は「全仏オープン」でのチチパス
(Photo by Clive Brunskill/Getty Images)

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