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テニスレジェンドのウィンブルドン初制覇60周年、彼だけが持つ記録に挑むのは?

2013年の「全米オープン」の決勝でコイントスを行った際のロッド・レーバー

ロッド・レーバー(オーストラリア)が初めて「ウィンブルドン」を制してから60年が経つ。半世紀以上経ってもいまだ破られない輝かしい記録を残しているレーバーだが、当時はまだ22歳の若手だった。オーストラリアテニス協会の公式ホームページが当時を振り返り、改めてレーバーの偉大さを称えている。

60年前、1961年の「ウィンブルドン」に出場したレーバーは、すでに「全豪オープン」で優勝してはいたものの、その他のグランドスラムではまだトロフィーに手が届いていなかった。


その2年前、「ウィンブルドン」の準決勝に進出したレーバーは、バリー・マッケイ(アメリカ)と87ゲームの接戦となる。この頃から、レーバーは後にロケットサーブの異名を取り彼のトレードマークとなったサーブを使い始めていた。最初の2セットだけで2時間もかかった準決勝は、最終的に11-13、11-9、10-8、7-9、6-3でレーバーが勝利した。この年、ノーシードで出場していたレーバーは、初めての「ウィンブルドン」決勝進出となったが、決勝でアレックス・オルメド(ペルー/アメリカ)にストレートで敗退。翌年の1960年も決勝に進出したが、ニール・フレーザー(オーストラリア)惜しくも敗れ、2年連続準優勝となった。


だが1961年のレーバーは素晴らしい戦いぶりでどんどん勝ち上がり、観客を驚かせる。第2シードとして参戦したレーバーは、まずToomas Leius(ソ連)にストレート勝ち。その後Pierre Damon(フランス)とWilhelm Burgert(ドイツ)をフルセットの後に下した。勢いづいたレーバーは、ボブ・ヒューイット(オーストラリア/南アフリカ)、Luis Ayala(チリ)、そしてRamanathan Krishnan(インド)を相手に次々とストレートで勝利し、3度目の決勝に進出した。


そして、レーバーの驚くべき実力を世界に知らしめたのは、チャック・マッキンリー(アメリカ)との決勝だった。この日、レーバーはマッキンリーに1時間もかからず勝利したのだ。


「トロフィーをもらう時もずっと笑顔だったと報道された。自分のパフォーマンスに本当に満足していた」とレーバーは自伝Rod Laver: A Memoirの中で振り返っている。「あの試合では1回もサービスゲームを落とさず、1セット目を取るのに13分しかかからなかった。最初からプレッシャーをかけていき、最後まで隙を与えなかった」


翌年の1962年もマーティン・マリガン(オーストラリア)を決勝で破り、「ウィンブルドン」で2年連続優勝。この年は他のグランドスラムでも優勝を飾り、年間グランドスラムを達成した。その後も、1968年と1969年に「ウィンブルドン」を制覇したレーバー。1969年は2度目の年間グランドスラムを達成し、1968年のテニスのオープン化以降で初めて年間グランドスラムを達成した選手となった。


レーバー以降、年間グランドスラムを達成した男子選手はまだ現れていない。レーバーが成し遂げた数多くの偉業の中で、未だ破られていない記録の1つだ。


(テニスデイリー編集部)


※写真は2013年の「全米オープン」の決勝でコイントスを行った際のロッド・レーバー
(Photo by Tim Clayton/Corbis via Getty Images)

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現地在住ライター、テニスライター内田暁がレポート!

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