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フェデラー、錦織も早期敗退のハレ、22歳のノーシード選手が優勝[ATP500 ハレ]

「ATP500 ハレ」でのアンベール

「芝の帝王」ロジャー・フェデラー(スイス)が膝の手術後に初めて参加したグラスコートの大会であり、錦織圭(日本/日清食品)も参加していた「ATP500 ハレ」(ドイツ・ハレ/6月14日~20日/グラスコート)。ベスト8の時点でシード選手が一人しか勝ち残っていないという波乱の展開となった同大会で最後に優勝したのは、22歳のノーシード選手、世界ランキング31位のユーゴ・アンベール(フランス)だった。ATP公式ウェブサイトが伝えている。

アンベールは1回戦で世界63位のサム・クエリー(アメリカ)を3セットで下すと、2回戦では第3シードアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)を7-6(4)、3-6、6-3で撃破。その後は第1シードのダニール・メドベージェフ(ロシア)や第5シードのフェデラーが早期敗退する中で勝ち進んだ期待の若手たち、ともに20歳のセバスチャン・コルダ(アメリカ)、フェリックス・オジェ アリアシム(カナダ)を破って決勝進出。最後は第4シードのアンドレイ・ルブレフ(ロシア)に6-3、7-6(4)のストレートで勝利し、昨年1月の「ATP250 オークランド」、同年10月の「ATP250 アントワープ」に続く3度目のツアー優勝を果たした。


これで決勝では3戦3勝としたアンベールは「信じられない。これはキャリアで最高の勝利だよ。簡単じゃなかったからすごく誇らしい。少し疲れていたけど、一つひとつのポイントで集中を切らさないようにしたんだ。アンドレイの打つボールは強烈だから、僕としてはベースラインから打ち合う展開にならないように、積極的に出て、早目に攻撃を仕掛けるようにした。大変だったけど、できるだけリスクを冒したおかげで勝つことができたよ」


決勝までの4試合で5度タイブレークを経験し、そのうち4つをモノにしていたアンベール。その勝負強さは決勝でも健在で、この試合で唯一得たブレークチャンスを生かして第1セットを取ると、タイブレークの末に第2セットを制した。


5月頭の「ATP1000 マドリード」から「全仏オープン」にかけて4大会連続で初戦敗退を喫するなど、クレーは苦手なアンベールだが、2019年の「ウィンブルドン」で4回戦まで勝ち進んだようにグラスコートは最も得意とするサーフェス。ビッグサーバーとして知られる元世界8位のジョン・イズナー(アメリカ)から「アンベールのサーブはすごくいい。彼は左利きで、自信を持ってプレーしているから、非常に効果的なサーブを打っているよ」と称賛された22歳は、グラスコートでの初タイトルを引っ提げて出場する「ウィンブルドン」(イギリス・ロンドン/6月28日~7月11日/グラスコート)でどんなプレーを見せてくれるだろうか。


(テニスデイリー編集部)


※写真は「ATP500 ハレ」でのアンベール
(Photo by Marius Becker/picture alliance via Getty Images)

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