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世界21位の20歳選手「ウィンブルドンでフェデラーと対戦したい」

写真は2019年「ATP1000 マイアミ」でのオジェ アリアシム

「全仏オープン」2週目と並行して行われた「ATP250 シュツットガルト」決勝でマリン・チリッチ(クロアチア)に敗れ、準優勝を遂げたフェリックス・オジェ アリアシム(カナダ)。現在20歳のオジェ アリアシムは、2019年にも同大会の決勝に進出している他、これまで8大会でファイナリストになっている期待の若手だ。大会出場前にオジェ アリアシムがインタビューに答え、今年のグラスコートシーズンについて語った。ATP(男子プロテニス協会)公式ホームページが伝えている

Q. クレーからグラスに切り替える際、最も調整が必要なのは?


動きが全く異なるんだ。ボールまでのステップの仕方、方向の変え方、スライドもね。グラスではスライドはしないから。普通、あまり好ましくないことなんだ。ただ最近は、ドロップショットに追いついたり、ディフェンスのためにスライドする選手が増えているけれど。だから、動きは全く違う。自分のフットワークにもっと気を使う必要がある。他のサーフェスとは全く動きが違うから、それが大きな調整だね。ボールの跳ね返りも低くなるから、低い姿勢で前のめりにならなくちゃいけない。以前も腰が強張ったり痛んだりしたことを覚えてるよ。グラスでプレーするとよく起こることなんだ。


Q. グラスコートのテニスと聞いて最初に思い浮かぶのは?


とても独特だということ。最初に思い浮かぶのは、その美しさ。自分の足元のとても柔らかな感触がすごくいい。僕たちが動いても音がしなくて、ボールを打つ音だけが響くのはすごく素敵な感じがする。すべての選手がこのシーズンを楽しんでいると思うよ、この独特なサーフェスの上でプレーすることを。一番オーガニックなサーフェスだよね、だから特別なんだ。


Q. グラスコートでの試合の好きな部分は?


僕のプレーに合っていると思う。2年前はいい結果を残せたし、今後もこのサーフェスではうまくプレーできると思っている。僕みたいに攻撃的に前へ動いて、いいサーブを持っていれば、ネットに出られるサーフェスだ。いいプレーができる可能性が高いから、グラスの試合は好きだよ。それから様々なショットを使い、スピンをまぜたりできるのもグラスの長所だね。だから面白い試合や面白い組み合わせが生まれる場所だよ。


Q. では嫌いな部分は?


フットワークが難しいから、うまく調整しないといけない。良いフットワークのリズムを取り戻すのに数日、あるいは1週間くらいかかるね。僕にとって最も難しい事の一つは、グラスコートでうまく動けるようになることかな。


Q. ファンとして、「ウィンブルドン」で最も印象に残っている試合は?


僕の世代だと、もちろんラファエル・ナダル(スペイン)とロジャー・フェデラー(スイス)のライバル関係さ。2008年の決勝をみんな思い浮かべるよ。それが1番印象に残っている。それから2019年の決勝、ノバク・ジョコビッチ(セルビア)対フェデラーも素晴らしかった。最終セットで12-12になってタイブレークに入って。すごかったよ、お互いマッチポイントをしのぎ合って。あの試合は「ウィンブルドン」史上最高の試合の一つとして語り継がれていくと思う。2008年当時、僕は8歳でカナダの地元の町に住んでいて、試合をDVDに録画して何度も何度も見たんだ。何回見たか分からないけれど、そのうち試合の流れとスコアを全部覚えちゃったよ。


Q. グラスでプレーする時、全身白のウェアか色付きのウェアか、どちらを好みますか?


僕は全身白が好きだね。すべての選手が全身白のウェアを着るのは1年でその時だけだ。昔ながらのカントリークラブで見るような、ヴィンテージっぽい装いになる感じさ。すごく独特で僕は好きだよ。正直、もし選べと言われても、特に「ウィンブルドン」では、今のままでずっと続いていくだろうし、僕はそれが好きかな。


Q. ロイヤルボックスに誰を招待しますか?


難しいね。家族を招待したい。例えば父とか、ぜひ経験してほしい。センターコートのボックス席で僕の試合を見てくれる日が来たらいいな。彼女も来たがるだろうし、有名人ではデビッド・ベッカムは「ウィンブルドン」によく来ているから、ロイヤルボックスで隣に座れたら最高だろうな。


Q. サーブ&ボレーとチップ&チャージではどちらが得意ですか?


サーブ&ボレーかな。僕のサーブはツアーでも良い方だと思うし、それを有利に使えると思う。だからチップ&チャージよりそっちを選ぶよ。


Q. 刈りたての芝とすり減った芝ではどちらが好みですか?


ちょっとすり減ってるぐらいが良いかな。さっきも動きやフットワークについて話したけど、すり減っていると少し動きやすい気がするんだ。会場やテレビで観戦する時はあまり見た目が良くないけれど、選手としてはそのほうが動きやすくなることがある。でも、「ウィンブルドン」の新しい芝の上に最初の一歩を踏み出す感触もとても特別なものだよ。それから、芝がすり減っているということは大会の後半に進めているってことでもあるから、それも良いサインだよね。


Q. どの世代でも良いので、グラスコートで戦いたい相手は?


ジョン・マッケンロー(アメリカ)かな。もしできたら最高だよね。もちろん、ロジャーみたいにグラスコートで素晴らしい戦いを見せる選手もいるし、これまで見てきたロジャーのビデオからもとてもわくわくすると思う。彼を見ているとすごく特別で興奮させられる選手だよ。「ウィンブルドン」のような大会で彼と試合をするのは最高だろうね。(フェデラーに対しては)僕が主導権を握れるようにしたい。彼はいろんな技を使ってネットについて、プレッシャーをかけてこようとするだろうからね。できるだけポイントの主導権を握って、彼のプレーに反応しすぎず、僕の得意なショットで彼の不得意な所を攻めていきたい。もし、今彼と試合をするなら、彼を走らせるようにするよ。彼とプレーする時は、お互い全く異なるプレースタイルになるだろうね。(マッケンローに関しては)ジョンのような、観客を巻き込んで審判とやり合うような選手がいると試合が面白くなる。試合をとてもわくわくするものにしてくれるんだ。


Q. フォアハンドバックハンド、サーブ、ボレー、スライスの選手を選んで、グラスコートで最強の選手を作ってください。


サーブは、ミロシュ・ラオニッチ(カナダ)。彼は(ウィンブルドンで)ファイナリストになったことがあるから、いい選択だと思う。フォアハンドはフェデラー、バックハンドはジョコビッチ。ボレーはニコラ・マウ(フランス)で、スライスはフェリシアーノ・ロペス(スペイン)だね。


Q.「ウィンブルドン」の会場で徹夜で列に並ぶとしたら、持っていく物を3つ教えて下さい。


今はもちろん待ち時間はみんな携帯電話を使っているよね。僕はなるべく一人で行かずに、良い時間を過ごせる誰かといるようにするかな。それから、時間をつぶすためのテニス関連の本を1冊。今の僕はテニスについてすべて知っているけど、もし誰かが「ウィンブルドン」に初めて来ることになって、大会の歴史をちょっと知りたいとか、もっとテニスのことを知りたいとか言う時には、列に並んでいる時間がぴったりだと思うよ。


(テニスデイリー編集部)



※写真は2019年「ATP1000 マイアミ」でのオジェ アリアシム
(Photo by Julian Finney/Getty Images)






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