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ジョコビッチが全仏直前の母国大会に参戦する理由

「A Day at the Drive」でのジョコビッチ

世界ランキング1位のノバク・ジョコビッチ(セルビア)が初めて「全仏オープン」の前週に開催される大会に参戦する。その理由をATP(男子プロテニス協会)公式ウェブサイトに語った。

1週間後に控える「全仏オープン」(フランス・パリ/5月30日~6月13日/クレーコート)でグランドスラム通算19回目の優勝を目指すジョコビッチは、その前に母国セルビアで行われる「ATP250 ベオグラード」(セルビア・ベオグラード/5月23日~5月29日/クレーコート)に参戦し、できる限りいいコンディションに近づけることに集中したいと話している。


「パリでピークを迎えるためにすべての準備を進めているんだ。ここベオグラードでは実戦に集中して、自分のゲームの特定の部分に取り組みたいと考えている。それらを微調整して、パリでは完璧な状態にしたい。優勝を飾りたいのはもちろんグランドスラムだよ。2週間と長い大会だし、クレーコートだ。あらゆる面で厳しい戦いになるだろう。でも最近のコートでの感触や自分のプレーには満足しているよ。だから優勝まで戦い抜けると信じている」


ベオグラード開幕直前の22日に34回目の誕生日を迎えたジョコビッチ。勝利に徹する彼が最近取り組んでいるトレーニングは、長時間のウェイトリフティングといった類のものではなく、彼の言う「微調整」に合った特別なプログラムであり、「コート上で躍動感やスピード感、力強さを感じるために必要な、特定の筋肉や動きを活性化させる」ためのものだという。


ジョコビッチは4月に開催されたシーズン1回目の「ATP250 ベオグラード」にも第1シードとして参戦したが、第3シードのアスラン・カラツェフ(ロシア)に準決勝で敗れた。今年は「全仏オープン」開催が1週間後ろ倒しになったことから、ベオグラードでのATP250大会がもう一つ追加されることに。そんな異例のスケジュールにもかかわらずジョコビッチが参戦する理由は、プレー以外の面にもあるようだ。


「セルビアでプレーするのはいつもとても特別なことだよ。こんなに近い日程で2つの大会が開催されることはめったにない。1ヶ月前にここで戦ったばかりなのに、またベオグラードで大会が開催されることになったのは僕たちにとっても驚きなんだ。その国でテニスという競技が成功するかどうかは、開催される大会の数にかかっていると思う」


母国の大会に参戦することで「家族と過ごす時間が増えることも本当に嬉しい」と話すジョコビッチ。今月中旬に出場した「ATP1000 ローマ」ではフルセットの末にクレーキングのラファエル・ナダル(スペイン)に優勝を阻まれるも、手ごたえを得たジョコビッチは「体調は万全だという感触を持てたし、パリで5セットマッチを戦う準備はできている」と自信を覗かせる。


「ATP250 ベオグラード」の初戦では、ラッキールーザーとして出場の世界253位Mats Moraing(ドイツ)と対戦する。両者はこれが初対戦だ。


(テニスデイリー編集部)


※写真は「A Day at the Drive」でのジョコビッチ
(Photo by Mark Brake/Getty Images)


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