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チチパスがマスターズ初優勝!「すべてはモンテカルロから始まった」

「ATP1000 モンテカルロ」でのチチパス

現地18日、「ATP1000 モンテカルロ」(モナコ・モンテカルロ/4月11日~4月18日/クレーコート)男子シングルス決勝で、第4シードステファノス・チチパス(ギリシャ)と第6シードのアンドレイ・ルブレフ(ロシア)が対戦。チチパスが6-3、6-3のストレートで勝利し、自身初のマスターズ1000大会優勝を達成した。

お互いに初のマスターズ大会制覇がかかっていたこの試合、第1セットではチチパスが早くも第2ゲームでブレークに成功し、リードを奪う。その後はスピンの利いた強烈なフォアハンドでのダウンザラインやファーストサーブを起点に効率良くポイントを積み重ねながらサービスキープを続け、第1セットを先取した。


第2セットもチチパスが第3ゲームで先にブレークを奪い、試合を優位に進めていく。中盤、ルブレフもバックハンドの鮮やかなパッシングショットを決めるなど随所に見せ場を作ったが、チチパスが持ち味のディフェンス力を発揮し、ブレークポイントすら与えない落ち着いたプレーを見せていた。優勝まであと1ゲームと迫った第9ゲームでも簡単なミスを重ねるルブレフからブレーク。わずか1時間11分の圧勝劇で栄冠を手にした。


チチパスはファーストサーブで86%、セカンドサーブでも68%の高い確率でポイントを獲得。一方のルブレフはファーストサーブでのポイント獲得率は80%と高かったものの、セカンドサーブでは全体で33%と精彩を欠いていた。


22歳のチチパスは、今シーズン初優勝で、通算では6度目のタイトル獲得。これまで決勝で2度敗れていたマスターズ1000大会での初優勝であり、3月の「ATP500 アカプルコ」決勝ではアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)の前に準優勝に終わっていただけに嬉しい勝利となった。


優勝決定後、チチパスはカメラに向けて「すべてはモンテカルロから始まった」とメッセージを残した。5試合すべてで1度もセットを奪われないという驚異的なパフォーマンスを披露しただけに、どうやら初めてのモンテカルロの舞台はチチパスにとって非常に思い出深いものとなったようだ。


「初めてのタイトルを獲れて本当に素晴らしい1週間だったから、いろんな感情が自分の中にある。今のこのレベルにいられて、幸せだよ。無観客の試合だったけど、自分としてはいい決勝戦だったのではないかと感じている」と喜びを語ったチチパス。


これまでの対戦成績は3勝3敗と互角だったチチパスに敗れてマスターズ大会の初タイトルを逃したルブレフは、悔しさを滲ませながらも、「ステファノスおめでとう。ここ数年、本当に素晴らしいテニスを見せてくれているね」と祝福した。


なお、4月19日付けの世界ランキングでは、今大会で決勝進出を果たしたルブレフがロジャー・フェデラー(スイス)を抜いて8位から7位へランクアップ。チチパスは今回の優勝によって7040ポイントから7860ポイントへと加算されるが、順位は5位のままで変動はない。


波乱尽くしだった今年のクレーシーズン最初のマスターズ大会で圧倒的な強さを見せたチチパス。カメラに残したメッセージそのままに、これから栄光の時がスタートするのだろうか。



(テニスデイリー編集部)


※写真は「ATP1000 モンテカルロ」でのチチパス
(Photo by Alexander Hassenstein/Getty Images)

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