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フェデラーが今年達成可能な4つの記録

「ATP250 ドーハ」でのフェデラー

テニスの元世界王者ロジャー・フェデラー(スイス)の持つ偉大な記録の一つであった世界ランキング1位在位期間最長記録は、先日ノバク・ジョコビッチ(セルビア)に更新された。さらにグランドスラム優勝回数でも、フェデラーはラファエル・ナダル(スペイン)やジョコビッチに追い越される可能性がある。しかし、今年中にフェデラーが達成可能な歴史的偉業もいくつかある。スポーツウェブメディアSportskeedaが報じた。

1.グランドスラムでの最多勝利数


膝の手術からの回復状況や厳しい新型コロナウイルス感染予防措置を理由に、フェデラーは今年の「全豪オープン」出場を見送った。こうして彼が不在の間に、グランドスラム23回優勝のセレナ・ウイリアムズ(アメリカ)が、フェデラーの持つテニスのオープン化以降のグランドスラムでの最多試合勝利数(362勝)に並ぶことに成功した。セレナは「全仏オープン」でフェデラーの記録を抜き去るチャンスがあるだけでなく、マーガレット・コート(オーストラリア)の持つグランドスラム最多優勝回数(24回)も目指しているはず。フェデラーが単独トップの座を奪い返すには、気を引き締める必要がありそうだ。


2.男子選手の最多試合勝利数


フェデラーは2003年から2020年までの間に103のツアーレベルの大会で優勝。1243試合で勝利を収めており、この公式戦での勝利数では、男子選手として歴代最多のジミー・コナーズ(アメリカ)の1274勝に次いで2位。コナーズが達成したATPツアーでの優勝回数109回もオープン化以降の最多記録であり、フェデラーはこちらの記録でも2位につけている。もしフェデラーが今年ATP大会の試合で31勝すれば、コナーズの記録に並ぶことができる。さらにいくつかの大会で優勝できれば、通算優勝数でも歴代1位となる見込みは高まるだろう。


3.グランドスラム決勝進出の最年長記録


過去47年間、グランドスラム決勝進出の最年長記録は、偉大なるケン・ローズウォール(オーストラリア)が保持してきた。1974年の「全米オープン」でキャリア最後となるグランドスラム決勝に進出した時の彼は39歳310日だった。今年8月に40歳になるフェデラーはこの記録を更新できるかもしれない。もし「ウィンブルドン」で7月11日に行われる決勝まで駒を進められれば、その時点で39歳337日のフェデラーは、オープン化以降にグランドスラム決勝に進出した最年長選手となるのだ。もし「ウィンブルドン」で果たせなかったとしても、8月30日から開催予定の「全米オープン」で決勝まで残れば、テニス史上初めて40代の選手がグランドスラムの決勝を戦うこととなる。


4.グランドスラム優勝回数の単独トップ再奪取


グランドスラム男子シングルス優勝回数の最多記録(20回)でナダルに並ばれたフェデラー。もしナダルが今年の「全仏オープン」で通算21回目の栄冠を手にすれば、長く君臨してきたトップの座を明け渡すことになる。2010年から2016年までの間に行われたグランドスラムでは、ジョコビッチとナダルが合計19のタイトルを取った一方、フェデラーは2回しか優勝できなかった。しかしそこから立て直し、2017年に「全豪オープン」と「ウィンブルドン」を、2018年にも「全豪オープン」を制し、通算優勝回数を20に伸ばした。その後は再び怪我に苦しんでいるが、今年の「ウィンブルドン」に万全を期すべく、その前のクレーシーズンにも出場する意向を示している。大舞台に強い彼ならば、単独トップに返り咲くことも可能ではないだろうか。


(テニスデイリー編集部)


※写真は「ATP250 ドーハ」でのフェデラー
(Photo by Mohamed Farag/Getty Images)

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