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マイアミは魔の大会?!ここで優勝していない名選手たち

写真は2004年「ATP1000 マイアミ」でのフェデラー(左)とナダル(右)

テニスのマスターズ1000大会はグランドスラムに次ぐ規模の大会で、選手たちは誰もがそのタイトルを狙っている。だが1985年から始まったこの「ATP/WTA1000 マイアミ」では、「えっ、あの人が?」と驚くような名選手の中にも優勝を遂げられていない人がいる。テニス関連ニュースサイトTennis Headが紹介した。

現役の男子選手で最も意外なのはラファエル・ナダル(スペイン)だろう。しかもこれまでに5回決勝に進出しており、これは優勝していない選手の中では最多。初出場だった2004年の3回戦で、テニス史に残るライバル関係となるロジャー・フェデラー(スイス)と初対戦。当時17歳、世界ランキング34位だったナダルが、既に世界1位だったフェデラーをストレートで下して一躍脚光を浴びた。


その翌年、ナダルは初めての決勝進出を果たすが、そこでフェデラーにリベンジされた。当時決勝だけは5セットマッチで、ナダルは最初の2セットを奪い、第3セット4-1とリードしながらも逆転を許したのだった。その後ナダルは2008年決勝でニコライ・ダビデンコ(ロシア)に、2011年と2014年はノバク・ジョコビッチ(セルビア)に、2017年には再びフェデラーに敗れている。


ツアー通算109回優勝、グランドスラム8回優勝のジミー・コナーズ(アメリカ)も、この大会に7回出場したが、優勝はしていない。1986年に初出場し、準決勝でイワン・レンドルと対戦。第5セットの途中でラインジャッジに不服を申し立てたコナーズはペナルティとしてポイントを取られ、その後プレーの続行を拒否したとして失格になった。1988年に1度だけ決勝に進出するが、マッツ・ビランデル(スウェーデン)に4セットで敗れている。


グランドスラム7度優勝のジョン・マッケンロー(アメリカ)は、1992年に1度だけ出場。4回戦に進出したが、1996年に「ウィンブルドン」優勝を果たすリチャード・クライチェク(オランダ)に屈した。


グランドスラム6回優勝のボリス・ベッカー(ドイツ)は7回出場したが、実際に戦った試合での通算戦績は8勝6敗(試合前棄権2回)。初出場の1986年には第4シードながら3回戦敗退。第2シードで臨んだ1990年と1991年も結果は同じで、最高成績は1992年の4回戦進出。第10シードだった1994年には3回戦で第24シードのアンドレ・アガシ(アメリカ)に、最後にノーシードで出場した1999年には2回戦で第23シードのマラト・サフィン(ロシア)にストレートで敗れた。


ベッカーのライバルであり、同じくグランドスラム6度優勝のステファン・エドバーグ(スウェーデン)も、ここには9回出場して1度も優勝できなかった。第3シードとして参加した1990年に1度だけ決勝に進出したが、第5シードだったアガシに4セットで敗れた。


女子ではマイアミ無冠なのは、まずグランドスラム7度優勝のジュスティーヌ・エナン(ベルギー)。この大会には8度出場したが、最高成績は2007年の準優勝。その時第2シードだったエナンは第13シードのセレナ・ウイリアムズ(アメリカ)を相手に、第2セットで2度マッチポイントを握りながらも逆転負けを喫した。


グランドスラムで5度優勝しているマリア・シャラポワ(ロシア)もこの大会で優勝していないが、ナダルと同じく5度の準優勝を遂げている。2005年に初めて決勝に進出し、ノーシードのキム・クライシュテルス(ベルギー)に敗れた。2006年の決勝ではスベトラーナ・クズネツォワ(ロシア)に、2011年の決勝ではビクトリア・アザレンカ(ベラルーシ)に、2012年にはアグネツカ・ラドバンスカ(ポーランド)に敗退。2013年には第1シードだったセレナの前に涙を呑んでいる。


グランドスラム4度優勝のハナ・マンドリコワ(チェコ)は、第1回大会の1985年から出場。1987年には最高成績となる準決勝進出を果たすが、第2シードだったクリス・エバート(アメリカ)にストレートで敗れた。


グランドスラムで3度優勝しているリンゼイ・ダベンポート(アメリカ)はこの大会に12回出場。1994年と1996年には準決勝に進出するも、いずれもその後優勝した第1シードのシュテフィ・グラフ(ドイツ)にストレート負け。2000年に決勝に進出したが、第1シードのマルチナ・ヒンギス(スイス)にストレートで敗れている。


そして現役選手でまだ優勝していないのは、現在世界ランキング2位の大坂なおみ(日本/日清食品)。2016年にワイルドカードで初出場し3回戦に進出。翌2017年には2回戦で、第3シードのシモナ・ハレプ(ルーマニア)にフルセットの末に敗れた。


2018年の1回戦では、産休から復帰しワイルドカードで出場していたセレナをストレートで破ったが、2回戦で第4シードのエリナ・スビトリーナ(ウクライナ)にストレート負け。そして2019年には第1シードで出場したが、3回戦でシェイ・スーウェイ(台湾)にフルセットで敗れた。今年はどんな戦いを見せてくれるだろうか。


(テニスデイリー編集部)


※写真は2004年「ATP1000 マイアミ」でのフェデラー(左)とナダル(右)
(Getty Images)

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