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17歳 望月慎太郎、マスターズ大会で初の予選突破の鍵はフェデラーから授かった金言だった?

「ATP250 シンガポール」での望月慎太郎

「ATP1000 マイアミ」(アメリカ・マイアミ/3月24日~4月4日/ハードコート)で、自身2度目のツアー本戦出場を決めた世界654位の17歳・望月慎太郎(日本/Team YUKA)。グランドスラムに次ぐ規模のマスターズ1000大会において初のツアー予選突破を果たした彼が、以前にロジャー・フェデラー(スイス)や錦織圭(日本/日清食品)からもらったアドバイスについて語った。

望月は当時16歳で挑んだ2019年「ウィンブルドン・ジュニア」で、日本男子初のグランドスラムジュニアシングルス優勝を飾った日本テニス界期待の若手。


2月下旬の「ATP250 シンガポール」でワイルドカード(主催者推薦枠)をもらい、ATPツアー本戦デビューを飾った。しかしその際は、初戦で当時世界302位のAltug Celikbilek(トルコ)に0-6、4-6で敗れた。マスターズ1000には初出場となる今大会で、ツアー本戦初勝利を目指す。


ATP(男子プロテニス協会)公式サイトによると、望月は「(シンガポールのデビュー戦での経験は)今回の助けになったと思います。あの時は人生初のATP大会だったのでとても緊張していて、特に第1セットは自分のテニスができませんでした」「でも、今回は2回目の大会でだんだんと慣れてきました。ツアーでのプレーを楽しんでいます」と話した。


元ジュニア世界1位の望月は2019年「ウィンブルドン・ジュニア」で優勝後、その年のツアー最終戦「Nitto ATPファイナルズ」でテニス界の生きる伝説・フェデラーにヒッティングパートナーとして選ばれた。


当時フェデラーは記者会見で、望月について「彼と2回練習したよ。彼はとてもクリーンにボールを打つし、素早いね。"ウィンブルドン"での試合を覚えているよ」「パワーがない選手は他の方法でポイントを取らないといけない。タフなメンタル、速い足とか。良いライバルがいることも大事だね。彼にそれがあると良いね」「望月はナイスガイだし、良いテニスをしていると思うよ」と評価し、期待を寄せていた。


その時の貴重な経験について、望月は今回のインタビューで「彼は僕のヒーローです」「夢のようでした。テニスでは、彼はとても簡単そうに打っていて、プレー中はとにかくリラックスしているようでした」と振り返った。


またそのロンドンでの練習時に、今回のマスターズ1000での予選突破にも繋がるような、ある金言を授かったという。


「彼は僕に、もしより大きな大会でプレーするチャンスが来たら躊躇せずにとにかくそれに向かって頑張ったらいいんだよ、と話してくれました」「この大会でも、僕は(予選の)ワイルドカードをもらっています。僕はまだ世界600位くらいで予選に入るのにも程遠いぐらいなのですが、今回プレーするチャンスをもらったのでとにかく出場しました」


望月は、同じく背中を追い掛ける錦織からも、練習中に多くのアドバイスをもらったという。そして錦織は「リラックスして落ち着いた人」だと話す。


「僕がこっち(フロリダ)に来たのは12、13歳の時でした。IMGアカデミーに来て、トレーニングを始めたんです」「彼(錦織)は当然ハードに練習していますが、休憩中になるとたくさんのことを教えてくれました。でもテレビで観ている実際の試合では、彼はとても真剣で集中しています。彼はそういうことがすごく上手なんだと思います」


ジュニア時代からトップ選手からの教えも受け、育ってきている望月。ツアー本戦2戦目となる次戦で、よりリラックスして良いプレーを見せることが期待される。


望月が本戦1回戦で戦う相手は、同じく予選勝者の世界243位タナシ・コキナキス(オーストラリア)。今回が初対戦となる両者の試合は、日本時間25日の24時に開始予定だ。


(テニスデイリー編集部)


※写真は「ATP250 シンガポール」での望月慎太郎
(Photo by Yong Teck Lim/Getty Images for Sport Singapore)

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