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約6年間世界1位!新記録達成のジョコビッチの軌跡を振り返る

「全豪オープン」でのジョコビッチ

3月8日付けの世界ランキングでノバク・ジョコビッチ(セルビア)が世界1位の通算在位期間を311週に伸ばし、同310週のロジャー・フェデラー(スイス)を抜いて単独トップに躍り出た。約6年間に相当する新記録達成までの軌跡をATP公式サイトが振り返っている。

ジョコビッチが初めて世界1位になったのは2011年7月4日。前日に「ウィンブルドン」決勝で当時1位のラファエル・ナダル(スペイン)を破ったことで世界の頂点に立った。フェデラーとナダル以外の選手が1位になるのは約7年半ぶりのことだった。


ジョコビッチ、フェデラー以下の歴代最長在位は、3位がピート・サンプラス(アメリカ)の286週、4位がイワン・レンドル(アメリカ)の270週、5位がジミー・コナーズ(アメリカ)の268週。ナダルは209週で6位だ。


ジョコビッチが世界1位に立っていた期間は5回ある。初めて世界1位になった2011年7月から2012年7月までの53週、2012年11月から2013年10月までの48週、2014年7月から2016年11月までの122週、2018年11月から2019年11月までの52週、そして2020年2月から今月8日までの36週だ。それぞれの在位期間を振り返っていこう。


<第1期:53週(201174日~201278日)>


それまで4年続けて世界3位でシーズンを終えていたが、2011年は「全豪オープン」「ウィンブルドン」「全米オープン」で優勝し、マスターズ1000大会も5つ制覇。41連勝を含む70勝6敗、優勝10回というシーズン成績を残した。


<第2期:48週(2012115日~2013106日)>


「ウィンブルドン」準決勝でフェデラーに敗れて世界1位の座を奪われたが、「ロンドンオリンピック」後の5大会で優勝3回、準優勝2回を果たしトップに返り咲く。直後の「ATPファイナルズ」で5戦全勝で優勝すると、翌2013年には「全豪オープン」3連覇を達成、「ATP1000 モンテカルロ」決勝で同大会9連覇を狙っていたナダルを破るなど、7つのタイトルを獲得した。


<第3期:122週(201477日~2016116日)>


自身最長となるこの連続在位期間では、シーズンを通して世界1位をキープした史上4人目の選手に。26大会で決勝に進出し、うち21回で優勝。また、鬼門だった「全仏オープン」を2016年に制したことで生涯グランドスラムを達成。さらに2015年「ウィンブルドン」からグランドスラム4大会連続優勝という、1969年のロッド・レーバー(オーストラリア)以来となる偉業を成し遂げた。アンディ・マレー(イギリス)に王座を奪われて終わりを告げたこの期間の成績は167勝17敗、勝率90.8%だった。


<第4期:52週(2018115日~2019113日)>


2019年は「全豪オープン」決勝でナダルをストレートで下して大会最多の7連覇を達成。「ウィンブルドン」決勝ではフェデラーの2度のマッチポイントをしのぎ、最終セットで12-12後のタイブレークにもつれ込んだ大接戦を制した。さらにマドリードとパリのマスターズ大会で優勝。


<第5期:36週(202023日~2020322日+2020824日~)>


新型コロナウイルスの影響で、2020年シーズンのうち5ヶ月間ランキングが凍結されるという異例の事態もあったが、安定した成績で世界1位の座を保った。シーズンを1位で終えたのはサンプラスと並んで歴代最多の6回。自身が持つ「全豪オープン」最多優勝回数を9まで伸ばし、グランドスラム通算優勝回数を18回とした。


新記録を達成した8日当日、ジョコビッチは「歴史的な日」とツイート。さらに声明で「レジェンドたちが歩んできた道のりを辿るのは、とてもワクワクする。彼らの一員として居場所を得ることができるなんて、子供の頃からの夢が叶ったよ。愛情と情熱をもって物事に取り組めば、何だって可能なんだ」と述べた。


偉業達成を受けて母国も盛り上がっている。セルビアの首都ベオグラードでは8日、大通りのビルにジョコビッチの巨大ポスターが飾られ、彼の名前を呼びながら国旗を掲げるファンたちが通りを埋めた。家族と一緒にそこに現れたジョコビッチは、「今日は、僕や家族にとってだけでなくセルビアにとっても特別な日」と語り、彼の偉業を祝って打ち上げられた花火を眺めたり、ファンの写真撮影に応じたり、喜びのダンスを披露している。


(テニスデイリー編集部)


※写真は「全豪オープン」でのジョコビッチ
(Photo by Cameron Spencer/Getty Images)

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