
現地5日の「ATP500 ロッテルダム」(オランダ・ロッテルダム/3月1日~3月7日/室内ハードコート)大会5日目。男子シングルス準々決勝で、世界45位の錦織圭(日本/日清食品)が世界26位ボルナ・チョリッチ(クロアチア)と対戦。錦織は6(2)-7、6(4)-7で敗れ、ベスト4進出を逃した。
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第2セットは錦織のサービスゲームから。第1セットを6(2)-7とタイブレークの末に落とした錦織は悪い流れを絶ちきることができず、第1ゲームでいきなり0-40とされた。気迫のこもったプレーで3本のブレークポイントをしのぐが、デュースの末にブレークを喫してしまう。
ブレークされた直後の第2ゲームで0-40と今度は錦織にブレークバックのチャンスが訪れた。なんとか食らいつく錦織だがチョリッチにしのがれてデュースに持ち込まれる。そして2本連続でサービスエースを決められ、ブレークバックできない。
だが第4ゲームで15-40とまたもチャンスを作ると、ブレークバックに成功。ゲームカウント2-2のイーブンに戻す。
錦織は第5・7ゲームでもピンチとなるが、いずれもしのぎ切る。続く第8ゲームで錦織は0-30とポイントリードするも、ブレークポイントを握るまでは至らない。そして第2セットもタイブレークへ。一進一退となったが、錦織は敗れた。
2019年4月下旬の「ATP500 バルセロナ」以来約1年10ヶ月ぶりのツアーベスト4は逃したものの、復活へ向けて大きく前進した錦織。次戦は3月8日開幕の「ATP250 マルセイユ」を予定しており、活躍が期待される。
(テニスデイリー編集部)
※写真は「ATP500 ロッテルダム」での錦織
(Photo by John Berry/Getty Images)