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「全豪オープン」前哨戦はすべてメルボルンの「バブル」内で開催

写真は2018年屋根が閉まった状態の全豪オープン会場

毎年1月半ばから下旬にかけて行われる「全豪オープン」でクライマックスを迎える、オーストラリアの「夏」のテニスシーズンは、それまでにいくつかの大会がオーストラリア各地で開催されるが、今年は移動による新型コロナウイルス感染のリスクを避けるため、すべてメルボルンで開催すると発表された。米テニスメディアTennis.comが報じている。

オーストラリアテニス協会の発表によれば、シドニー、ブリスベン、パース、ホバートでの大会はすべてメルボルンに移される。メルボルンには隔離のための場所、練習ゾーン、試合会場が用意される。オーストラリアには今も、海外からの渡航制限、そして国内の州の間でも様々な移動制限が敷かれている。


「全豪オープン」は1月18日に開始予定だが、出場者数やスケジュールも含めた詳細は、いまだ検討中だ。2020年1月初めにブリスベン・パース・シドニーの3会場を使って行われた「ATPカップ」のゼネラルマネージャーであるマーク・ハンドリー氏は、他大会をメルボルンに移す決断は、出場する選手たちに安心感を与え、「全豪オープン」までに十分な準備ができるようになされた、と話す。


「全部で2,600人もの選手たちやその関係者が世界中から訪れることになります。“全豪オープン”を守ることは我々にとって本当に重要なのです。我々の収入の90%はそこで得られ、オーストラリアのテニスを支えているのですから」


「もし前哨戦を、例えばブリスベンで開催して、開催地かメルボルンで感染拡大があれば、州境が閉鎖されて前哨戦に出場した選手が“全豪オープン”に出られなくなるかもしれないリスクがあります」


外国からオーストラリアに渡航した場合、14日間の隔離期間を取らなければならないので、選手たちは12月半ばからオーストラリア入りする予定だ。


オーストラリアのプロスポーツのうちのいくつか、例えばラグビーやサッカーリーグは、選手たちを「バブル」内で生活させて開催している。


「全豪オープン」大会ディレクターのクレイグ・タイリー氏は、テニスの大会は事情が違うと語る。「多くの選手や関係者は海外から来ます。だからしっかりと閉じられた環境を作らねばなりません」


タイリー氏によれば、大会をビクトリア州に集中させることにより、ギリギリになって州境が閉じられたとしても影響は少なくて済む。これは「全米オープン」時の対策と似ている。「全米オープン」の前哨戦である「ATP1000 ウェスタン&サザンオープン」は、いつも開催されているシンシナティからニューヨークに場所を移して開催された。


「全豪オープン」主催者は、ビクトリア州政府が観客を入れての開催を許可することを望んでいる。12月26日にメルボルン・クリケットグラウンドで行われるオーストラリアとインドのテストマッチは、収容人数の最大25%までの観客を入れての開催が予定されている。


(テニスデイリー編集部)


※写真は2018年屋根が閉まった状態の全豪オープン会場
(Photo by James D. Morgan/Getty Images)

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