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中止か場所の変更か?「ATP1000 ローマ」の苦悩

写真は2019年「ATP1000ローマ」でのジョコビッチ(左)と優勝したナダル(右)

多くのテニス大会が中止に伴うチケットの返金または変更について明らかにしているが、「ATP1000 ローマ」(女子は「BNL イタリア国際」)はまだ決定を発表していない。大会の公式サイトに書かれているのは「ATPWTAの決定により本大会は延期となりました」という告知のみ。その理由について、Tennis World USAが伝えている。

昨年の「ATP1000 ローマ」では、途中で1日雨が降って試合順延となったが、主催者は返金を避けるため、1試合でも行おうと躍起になっていた。しかし、それを阻むように雨は1日中降り続け、1試合も行うことはできなかった。主催者側の対応については不満の声が巻き起こった。選手にもファンにも、関係者皆に愛されている大会にしてはお粗末な出来事だった。


チケット売上は大会の大事な収入源のため、返金についても様々な意見が出されたが、その教訓は生かされなかったようだ。


大会側は、返金についてはっきりさせなければならない。新型コロナウイルス感染拡大により、テニスはまず67日まで、その後713日まで、クレーシーズンも、ウィンブルドンを含むグラスコートシーズンもキャンセルされた。


イタリアテニス連盟は、ATPWTAと共に、今年の後半に「ATP1000 ローマ」を開催できるか協議しているようだ。つまり、「ATP1000 ローマ」は中止が決まったわけではない。だから、大会側は返金を求める声に対し、いまだに情報を明らかにしていないのだ。


しかし、テニスが再開されたとしても、12月の後半ぐらいしか空いている週はないだろう。「全仏オープン」が既に9月末への開催日変更を発表しており、スケジュールはいっぱいだ。


イタリアテニス連盟は、他の都市での開催の可能性に言及したが、何としてでも開催したいという思いが言わせた不用意な発言だったようだ。場所と日程が変われば、足を運ぶことができない人がたくさん出てしまうことは避けられないだろう。


(テニスデイリー編集部)


※写真は2019年「ATP1000ローマ」でのジョコビッチ(左)と優勝したナダル(右)
((Photo by Giuseppe Maffia/NurPhoto via Getty Images)

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