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伝説的選手の"最後の咆哮"、29年の現役生活を締めくくるツアー始まる

写真は2019年「全豪オープン」でのパエス

初めてATPの大会に出場してから29年。リーンダー・パエス(インド)が今季でその波乱万丈のキャリアを終えようとしている。インド出身の伝説的ダブルス選手であるパエスは、今年、自身が「最後の咆哮」と呼ぶお別れツアーの一部として、厳選したトーナメントに出場する。

ツアーは、今週インドで行われている「ATP250 プネ」(インド・プネ/2月3日~9日/ハードコート)から始まった。しかし、パエスはただ母国のファンにお別れをするだけでは物足りないようだ。46歳のパエスはマシュー・エブデン(オーストラリア)と組み、第2シードを倒して準々決勝に進出したが、残念ながら準決勝に駒を進めることはできなかった。


パエスは「今年は感情的にならずに過ごそうと努めているけれど、うまくいく気がしないよ」と大会の公式Facebookに投稿された動画の中で語った。「これがインドでの最後の大会になると分かっているから、(冷静でいるのは)簡単なことではない。この大会では何度か優勝してきたし、シングルスでもダブルスでもいい結果を残してきた。たくさんのパートナーと組んで出場してきた。満員の観客たちが僕の名前を叫んでいる会場でプレーしてきた。長年支えてくれた人々に、本当に深く感謝しているよ」


「プネに来るのは、僕にとってはすごく感傷的になることなんだ。今年はお別れの年だから、“最後の咆哮”と呼ぶことにしたよ。僕のファン、そしてこの国のすべてのテニス好きの人たちのために、大声で咆哮を上げられるといいな」


パエスは1990年代からずっとダブルス選手として上位の常連だった。ダブルスランキングでは39週に渡って1位の座に君臨し、通算768勝を挙げ、54度の優勝を果たした。これにはグランドスラムの男子ダブルスでの8度の優勝も含まれている。さらに、グランドスラムの混合ダブルスでも10度優勝。男子ダブルスおよび混合ダブルスでキャリアグランドスラムを達成している。シングルスでも、1998年にニューポートで優勝を果たし、1996年のアトランタ五輪では銅メダルに輝いている。


46歳にしてダブルスの世界ランキング100位以内にいるのだから大したものだが、昨シーズンの終わりに引退を考え始めた。そして友人や家族と相談した後に、彼の素晴らしいキャリアを手助けしてくれた全ての人に感謝の気持ちを示す方法として、お別れツアーを行うことを決意した。


「昨年9月に、一番いい引退の方法について考え始めたんだ。チームのみんなと両親に意見を聞いたら、みんな口をそろえて、“最後の咆哮”をやるべきだと言ったんだ。もう1年選手生活を続けるべきだってね…。試合に出ることで、この何十年の間に一緒にプレーした選手たちや、大会や世界中のファンにお礼をする機会になるという意見が多かった」とパエスは言った。


「これほど長く現役を続けられたことに、とても謙虚な気持ちになる。18個のグランドスラムのタイトルも、97回のグランドスラム出場も…それもこれも、皆さんのおかげだ。この30年の間に僕が出会った人々は、本当に特別。テニスはグローバルなスポーツだから、僕はいつだって人々にちょっとした幸せを届けようと努めてきた」


パエスは今年の細かなスケジュールはまだ分からないとしたが、残りの3つのグランドスラムに出場し、四大大会100回出場を達成したいと考えている。選手生活を終えた後もテニスに深く関わっていくことは間違いなさそうだが、今は、最後のシーズンを最大限に楽しむことに集中しているようだ。


パエスは次のように語った。「僕の人生の第二幕が、これから始まるんだろうね。強い選手を育てたり、他にも素晴らしいことを色々やったりと、たくさんの方法で人を楽しませることもできるだろう。でも、プロテニス選手のリーンダー・パエスとしては、ここが終着駅なのさ」


※写真は2019年「全豪オープン」でのパエス


(Photo by Cameron Spencer/Getty Images)


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翻訳ニュース/
ATPTour.com

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