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錦織に続き2年連続となる珍しい例。下部大会優勝からのツアー最終戦出場者が誕生

「ATP500 ウィーン」でのベレッティーニ

現地1日。世界9位のマッテオ・ベレッティーニ(イタリア)が、シーズン最後に年間の上位8選手で競う「Nitto ATPファイナルズ」への出場権を獲得したとATP(男子プロテニス協会)が発表した。ベレッティーニは昨年の錦織圭(日本/日清食品)に続き、同じシーズンで下部大会の優勝を経験しながら、「Nitto ATPファイナルズ」への出場権を獲得した選手になった。

ベレッティーニは現在23歳。今シーズン開幕時は世界54位と、年間上位8名になれるかという点では全く注目されていない選手だった。


1月の「全豪オープン」では1回戦敗退、2月の「ATP250 ソフィア」ではベスト4となったものの、3月の「ATP1000 インディアンウェルズ」でも1回戦敗退を喫していた。「ATP1000 インディアンウェルズ」は11日間で行われる大会のため、1回戦で姿を消したベレッティーニは翌週に下部大会へ出場。ここで優勝を果たす。


するとクレーコートシーズンから勝ち星を重ね始める。「ATP250 ブダペスト」で優勝を飾ると「ATP250 ミュンヘン」では準優勝。「全仏オープン」は2回戦敗退に終わったものの、芝シーズンでは「ATP250 シュツットガルト」で優勝、「ATP500 ハレ」でベスト4、「ウィンブルドン」ではベスト16に。そして「全米オープン」でベスト4に進出するとさらに調子を上げ、10月28日付けの世界ランキングで初のトップ10入りを果たす活躍を見せていた。


年間上位8名に残るような選手は、基本的にATPツアーとグランドスラムでポイントを稼ぐため、下部大会に出場することはめったにない。2018年の錦織は、2017年の夏に負った怪我のため「全豪オープン」を欠場し、下部大会優勝を経てツアーへ復帰。そのままグランドスラムを中心に結果を出して「Nitto ATPファイナルズ」出場を果たしたが、2年連続で下部大会優勝者が同じシーズンに「Nitto ATPファイナルズ」出場権を得るという珍しいこととなった。


今年「Nitto ATPファイナルズ」への出場権を得たのは、ラファエル・ナダル(スペイン)、ノバク・ジョコビッチ(セルビア)、ロジャー・フェデラー(スイス)、ダニール・メドベージェフ(ロシア)、ドミニク・ティーム(オーストリア)、ステファノス・チチパス(ギリシャ)、アレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)、ベレッティーニの8名。メンバーを見ると、30代のBIG3がトップ3を独占し、23歳以下の若手4名が彼らへ挑戦する構図となっている。


昨年の「Nitto ATPファイナルズ」は、ズベレフが準決勝でフェデラーを、決勝でジョコビッチを破る活躍を見せ優勝。今年も若手が優勝し世代交代を印象付けるのか、それともグランドスラムタイトルを独占したBIG3の誰かが優勝するのか注目される。


今年の「Nitto ATPファイナルズ」は11月10日に開幕予定。


(テニスデイリー編集部)


※写真は「ATP500 ウィーン」でのベレッティーニ
(Photo by Andrea Kareth /SEPA.Media /Getty Images)

「男子テニス Nitto ATPファイナルズ」

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