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チェッキナートが躍進。わずか通算23勝でタイトル2個、キャリアハイ22位に。

「全仏オープン」でのチェッキナート

6月上旬に「全仏オープン」の準々決勝でノバク・ジョコビッチ(セルビア)を破って一躍注目を集めたマルコ・チェッキナート(イタリア)がさらなる活躍を見せている。

先週に行われた「プラバラグナ・クロアチア・オープン・ウマグ」(ATP250/クロアチア・ウマグ/7月16~22日/クレーコート)でチェッキナートは優勝し、同選手の世界ランキングの順位もキャリアハイを更新して22位となった。今シーズンでは2つ目のタイトル獲得となったほか、ATPツアーレベルでの23勝中の19勝を今年に入ってから挙げており、その成績は躍進と呼ばれても差し支えなさそうだ。

今年の戦績を振り返ると、チェッキナートは4月以降から急激に結果を出し始めた。

「ATPマスターズ1000 モンテカルロ」では予選を通過して、当時31位のダミアー・ジュムホール(ボスニア・ヘルツェゴビナ)を6-3、6-2で下して2回戦へチェッキナートは進出。次戦でミロシュ・ラオニッチ(カナダ)に6(5)-7、2-6で敗れたものの、今年初となるツアーレベルの大会での勝利を上げた。

さらに、ハンガリーに場所を移して行われた「ATP250 ブダペスト」では、ラッキールーザーとして本戦入りすると、チェッキナートが快進撃。第2シードだったジュムホールを再び6-3、6-1で下すと、準々決勝のヤン レナード・ストルフ(ドイツ)、準決勝のアンドレアス・セッピ(イタリア)、決勝のジョン・ミルマン(オーストラリア)との試合をそれぞれ制して、チェッキナート自身にとって初となるタイトル獲得が実現した。

チェッキナートは当時、「自分にとって最初のタイトルは人生で忘れられない。土曜の予選で負けたにもかかわらず、優勝できた。すごいことだ。わからない、夢かもしれない」と心境を語っていた。

ただ、チェッキナートの「夢のような」活躍には続きがあった。ブダペストでの大会に続く3大会では振るわなかったものの、5月末の「全仏オープン」では再び、チェッキナート劇場が繰り広げられたからだ。

3回戦では、当時11位のパブロ・カレーニョ ブスタ(スペイン)を2-6、7-6(5)、6-3、6-1で、4回戦でも当時9位のダビド・ゴファン(ベルギー)を7-5、4-6、6-0、6-3で、準々決勝ではジョコビッチを6-3、7-6(4)、1-6、7-6(11)で制して準決勝まで、チェッキナートは駆け上がった。

その結果、年初にはトップ100にも入っていなかったチェッキナートの世界ランキングも、一気に27位(6月11日付)にジャンプアップ。まさに躍進と言えるランキング上昇を見せた。

また、チェッキナートはウマグでのタイトル獲得を受けて「人生で最高の瞬間だ。今年、2つのタイトルを獲り、「全仏オープン」では準決勝に進出した。来週には22位になるのでいい感じだし、いいプレーをできていて非常に嬉しい」と語っており、勢いに乗っているといえそうだ。

また、現在20位につけている錦織圭(日本/日清食品)との差はたった60ポイントしかなく、チェッキナートのトップ20入りも現実味を帯びてきている。錦織にとっても新たなライバル選手の登場だと言ってもよさそうだ。

(テニスデイリー編集部)

※写真は「全仏オープン」でのチェッキナート
(Photo by Ian MacNicol/Getty Images)

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