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ジョコ惜しくも準優勝。マッチポイント握るも、チリッチに敗れ復帰後初優勝はならず[男子テニスATPワールドツアー500 ロンドン]

試合後にお互いを称え合うチリッチ(左)とジョコビッチ(右)

6月24日、「男子テニスATPワールドツアー500 ロンドン」(イギリス・ロンドン/6月18~24日/芝コート)大会最終日の7日目。世界22位のノバク・ジョコビッチ(セルビア)が、世界6位マリン・チリッチ(クロアチア)との決勝戦で7-5、6(4)-7、3-6のフルセットで敗れ、復帰後初の優勝とはならなかった。試合時間は2時間57分。

ジョコビッチは、今大会ワイルドカード(主催者推薦枠)での出場。準々決勝で1968年のオープン化以降史上10人目のツアー通算800勝目を挙げており、決勝でも勝って故障から復帰後初の優勝を飾れるか注目されていた。一方のチリッチは、今大会第1シードで世界ランキング6位。準々決勝で第5シードで世界13位のサム・クエリー(アメリカ)、準決勝で今大会好調だった世界21位ニック・キリオス(オーストラリア)を破っての決勝進出。シード勢が初戦から姿を消してゆく中、順当に勝ち上がってきていた。

第1セットでは、お互いサービスゲームキープが続く緊張感のある展開に。このセット、ジョコビッチはチリッチに6回ブレークポイントを握られるも、これを全て凌ぐ粘り強さを見せた。すると終盤ジョコビッチのゲームカウント6-5で迎えたリターンゲーム、この試合初のブレークを果たし第1セットを先取した。

続く第2セットも、お互いキープで全く譲らない。第1セットとは逆に、ジョコビッチのブレークポイントをチリッチが凌いでいた。そんな中ジョコビッチの5-4で迎えた第10ゲームには、ジョコビッチが一度はチャンピオンシップポイントを握る。しかしチリッチの意地のサービスが上回り、あと1本が出ず。結局、第2セットはタイブレークに突入した。タイブレークに入りジョコビッチは途中4-1とリードするも、チリッチに逆転されセットカウント1-1とされた。

勝負の最終第3セットも両者キープ合戦に。ところがジョコビッチの3-4で迎えた第8ゲーム、大事な局面でチリッチにブレークを許し均衡が破られた。チリッチのサービング・フォー・ザ・マッチとなった第9ゲーム、最後もチリッチにしっかりキープされ、ジョコビッチの優勝はならなかった。

試合後にジョコビッチは「チリッチは勝つに値した」と相手を称賛した。また「私にとっては明らかに惜しい試合を落としたが、ポジティブに見なければならない。私は約一年近く、決勝戦で戦っていなかったからね。だから素晴らしい気分だったよ」と前向きにコメントした。一方、見事優勝したチリッチは「非常にタフな試合だった。勝ててホッとしたし、素晴らしい一週間だったよ」と喜びの気持ちを語った。

見事に故障から決勝の舞台に戻ってきたジョコビッチ、重要な局面で強いメンタルを見せたチリッチ。素晴らしい決勝を見せてくれた両者に心から拍手を送りたい。

(テニスデイリー編集部)

※写真は試合後にお互いを称え合うチリッチ(左)とジョコビッチ(右)
(Photo by Marc Atkins/Getty Images)

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