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2016.11.19 マレー1位、錦織2位でグループ通過、準決勝は19日 [ATPファイナルズ]


 世界トップ8によるエリート大会「バークレイズATPワールドツアー・ファイナルズ」(イギリス・ロンドン/賞金総額750万ドル/室内ハードコート)第6日のシングルスは、ジョン・マッケンロー・グループのラウンドロビン(総当たり戦)最終戦を行った。シングルス第1試合ではここまで2戦2勝、勝てばグループ1位通過が決まる世界ランキング1位のアンディ・マレー(イギリス)が同3位のスタン・ワウリンカ(スイス)を6-4 6-2で押しきった。

 この時点で同5位の錦織圭(日清食品)のグループ2位での準決勝進出が決まった。

 シングルス第2試合に登場した錦織は、同7位のマリン・チリッチ(クロアチア)に逆転負け。錦織、ワウリンカ、チリッチが1勝2敗で並んだが、得失セット率でおよばないチリッチはすでにグループ敗退が決まっているため、錦織とワウリンカの比較となり、直接対決で勝った錦織の準決勝進出となった。

 準決勝はマレーと同4位のミロシュ・ラオニッチ(カナダ)、同2位のノバク・ジョコビッチ(セルビア)と錦織の顔合わせとなった。

 第1試合ではマレーの積極的なプレーが目立った。第1セットは3-3からブレークに成功。ブレークポイントではバックハンドのアプローチからネットを奪い、バックボレーを決めた。この第7ゲームまでに8回ネットに出て7度ポイントに結びつけた。同じ時点でフォアハンドのウィナー11本とグラウンドストロークが好調だったワウリンカとの力勝負を避け、ネットプレーに勝機を探ったのはさすが試合巧者だった。

 最初のチャンスをものにしたマレーが第1セットを先取する。第2セットは立ち上がりから4ゲーム連取で引き寄せた主導権を最後まで明け渡さなかった。「立ち上がりはスタンのボールが凄かった。しかし序盤をうまく切り抜けたことで、彼のサービスゲームでもチャンスをつくれるようになった」とマレー。戦況を冷静に把握、我慢のテニスから攻勢に転じる戦術眼に冴えを見せた。

 2日前にマレーと3時間20分の熱戦を演じた錦織は好調なプレーでチリッチから第1セットを奪ったが、第2セットに失速。そのまま盛り返せず、6-3 2-6 3-6で敗れた。第1セットは高い集中力とていねいなプレーで圧倒したが、第2セット15本、第3セット11本とアンフォーストエラーが増え、終始攻撃的なプレーを続けたチリッチに逆転を許した。

 錦織は「第2セットの最初の数ゲームでミスが相次いだり、プレーが単調になった。相手もよかったが、自分のほうに原因があった」と疲れた表情で話した。

 準決勝進出決定後の試合となったが、「(勝てば)ポイントも付くので意識していなかった」と、モティベーションや心理面での影響は否定した。

 第2セットからの集中力の低下を見れば、マレー戦での心身の疲労、特に“頭”に疲れが残っていたことを疑わないわけにはいかない。しかし、1日後にはジョコビッチとの準決勝という大一番が控えている。やるしかないことは本人が一番よく知っているだろう。

 錦織は「第1セットのプレーはよかったので、持続してそのプレーができるかどうか。敗戦が続くとメンタル的に難しいが、切り替えたい」と前を向いた。

テニスマガジン/ライター◎秋山英宏)

【18日試合結果】※[ ] 数字はシード順位、ダブルスはスーパータイブレークのスコア

第1試合 ○ヘンリー・コンティネン/ジョン・ピアース(フィンランド/オーストラリア)[5] 6-7(5) 6-4 [10-4] ●ピエール ユーグ・エルベール/ニコラ・マウ(フランス)[1] 

第2試合 ○アンディ・マレー(イギリス)[1] 6-4 6-2 ●スタン・ワウリンカ(スイス)[3]

第3試合 ○レイブン・クラーセン/ラジーブ・ラム(南アフリカ/アメリカ)[7] 6-3 7-6(8) ●フェリシアーノ・ロペス/マルク・ロペス(スペイン)[4]

第4試合 ○マリン・チリッチ(クロアチア)[7] 3-6 6-2 6-3 ●錦織圭(日本)[5]

【19日試合予定】※現地時間

第1試合(12時開始)ヘンリー・コンティネン/ジョン・ピアース(フィンランド/オーストラリア)[5] vs ボブ・ブライアン/マイク・ブライアン(アメリカ)[3]

第2試合(14時以降)アンディ・マレー(イギリス)[1] vs ミロシュ・ラオニッチ(カナダ)[4]

第3試合(18時以降)ジェイミー・マレー/ブルーノ・ソアレス(イギリス/ブラジル)[2] vs レイブン・クラーセン/ラジーブ・ラム(南アフリカ/アメリカ)[7]

第4試合(20時以降)ノバク・ジョコビッチ(セルビア)[2] vs 錦織圭(日本)[5]

※写真はATPファイナルズのラウンドロビン第3戦でマリン・チリッチに敗れ1勝2敗となるも、2位通過で準決勝に進んだ錦織圭

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