ATP(男子ツアー)|総合テニスサイト|THE TENNIS DAILY テニスデイリー|テニスを愛するすべての人々へ。国内、海外のテニスニュースや動画を配信!

テニスHOME  >  ニュース

ATP(男子ツアー)

ATP(男子ツアー) 

2016.11.15 錦織が圧倒「遠かったワウリンカが近くなってきた」 [ATPファイナルズ]


 イギリス・ロンドンで開催されている「バークレイズATPワールドツアー・ファイナルズ」(賞金総額750万ドル/室内ハードコート)の第2日、シングルス・ラウンドロビン(総当たり戦)はジョン・マッケンロー・グループの初戦が行われ、世界ランキング5位の錦織圭(日清食品)は同3位のスタン・ワウリンカ(スイス)を6-2 6-3と圧倒、順調な滑り出しを見せた。

 錦織は第1セット序盤から、タイミングの早いグラウンドストロークと積極的なネットプレーで押した。このセットの錦織は7度ネットに出て、すべて得点に結びつけた。第2セットも勢いは衰えず、第5ゲームのブレークで先行すると5-3からふたたび相手のサービスゲームを破り、初戦の白星をものにした。2セットを通じて、相手に一度もブレークポイントを与えない快勝だった。

 ワウリンカはストロークのタイミングが合わず、2セットで27本のストロークミスを重ねた。「今日はいい日ではなかった。あらゆる点で緩慢だった。戦術的にも迷いがあったし、動きも鈍かった」と、2セットの苦闘を振り返った。

 左膝が万全ではなかったとはいえ、世界3位がほとんど抵抗もできずに敗れた要因は、当然、勝者の側にもある。

 「出だしからアグレッシブなプレーを心がけた」と錦織。高い軌道のボールもまじえ、グラウンドストロークを自在に操った。「いつも以上にまぜた」(錦織)というサーブ&ボレーも、調子の上がらないワウリンカにはとりわけ効果的だった。ワウリンカは「彼がいいプレーをしていて、最初から重圧をかけられた。彼は2セットで勝つにふさわしいプレーだった」と脱帽だった。

 バーゼル(ATP500)とマスターズ・パリ(ATP1000)の2大会で、錦織は球足の遅いコートと重いボールに悩まされた。パリでは3回戦で敗退すると「(感覚が)一度もしっくりきていない」と嘆いた。今大会も同じサーフェス、同じ使用球。だが、「この2、3日、やっとテニスがよくなっているのを感じていた」という。大事なシーズン最終戦になんとか間に合った。

 プレー環境にアジャストしただけではない。「大事な1試合目。集中して、気持ちがクリアで臨めた」とマインドセットもピタリとはまった。

 計5ゲームしか与えない快勝にも、「相手のエラーが多く、チャンスがあったので特に驚きはない。自分がよいテニスをすることができたので、それが大事」と冷静だ。

 まだ1勝、当然、満足するわけにはいかない。この大会の結果次第では、今年の最終ランキングで3位もしくは4位に浮上する。現在3位のワウリンカ、4位のミロシュ・ラオニッチ(カナダ)との争いだ。

 開幕前の7日付のランキングでワウリンカのポイントが5115、ラオニッチが5050、錦織は4705で追う。410ポイント差の中に3人がいる。ラウンドロビンの1勝で得られるポイントが200。1日ごと1試合ごとに順位の変動が起こりうるデッドヒートだ。錦織も当然、意識はしている。

 「遠かったワウリンカが、ランキング的にも数字的にも近くなってきた。4位、3位は次の目標ではある」

 ただ、数字にとらわれてもいいことがないのもよく承知している。

 「何点取れば4位なのか3位なのかも把握していない。なるべく多く試合を勝てるように。あまり考えすぎず」と、まずは目の前の試合に集中する。

テニスマガジン/ライター◎秋山英宏)

【14日試合結果】※[ ] 数字はシード順位

第1試合 ○レイブン・クラーセン/ラジーブ・ラム(南アフリカ/アメリカ)[7] 7-5 6-4 ●ピエール ユーグ・エルベール/ニコラ・マウ(フランス)[1]

第2試合 ○錦織圭(日本)[5] 6-2 6-3 ●スタン・ワウリンカ(スイス)[3]

第3試合 ○ヘンリー・コンティネン/ジョン・ピアース(フィンランド/オーストラリア)[5] 6-3 7-6(7) ●フェリシアーノ・ロペス/マルク・ロペス(スペイン)[4]

第4試合 ○アンディ・マレー(イギリス) [1] 6-3 6-2 ●マリン・チリッチ(クロアチア)[7]

【15日試合予定】※現地時間

第1試合(12時開始)ジェイミー・マレー/ブルーノ・ソアレス(イギリス/ブラジル)[2] vs ボブ・ブライアン/マイク・ブライアン(アメリカ)[3]

第2試合(14時以降)ガエル・モンフィス(フランス)[6] vs ドミニク・ティーム(オーストリア)[8]

第3試合(18時以降)イバン・ドディグ/マルセロ・メロ(クロアチア/ブラジル)[6] vs トリート・ヒューイ/マックス・ミルニー(フィリピン/ベラルーシ)[8]

第4試合(20時以降)ノバク・ジョコビッチ(セルビア)[2] vs ミロシュ・ラオニッチ(カナダ)[4]

Photo:LONDON, ENGLAND - NOVEMBER 14: Kei Nishikori of Japan shakes hands with Stan Wawrinka of Switzerland after their men's singles match on day two of the ATP World Tour Finals at at O2 Arena on November 14, 2016 in London, England. (Photo by Clive Brunskill/Getty Images)

このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

■関連キーワード: ニコラ・マウヘンリー・コンティネンジョン・ピアースマルク・ロペスフェリシアーノ・ロペスアンディ・マレーマリン・チリッチジェイミー・マレーブルーノ・ソアレス錦織圭スタン・ワウリンカマイク・ブライアンボブ・ブライアンガエル・モンフィスドミニク・ティームイバン・ドディグマルセロ・メロノバク・ジョコビッチミロシュ・ラオニッチピエール ユーグ・エルベールレイブン・クラーセンラジーブ・ラムアディダス/adidasヨネックス/YONEXユニクロ/UNIQLOウイルソン/Wilson

前後の記事
関連の記事
関連の動画

ハイライト