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グランドスラムとツアー大会


実施種目 試合フォーマット

1 実施種目を見てみよう

ツアー大会
  • シングルス
  • ダブルス
  • 各予選
グランドスラム
  • 男女シングルス 各128ドロー(32シード)
  • 男女ダブルス 各64ドロー(16シード)
  • ミックスダブルス 各48ドロー※
  • ジュニア(男女シングルス、男女ダブルス)
  • 車いす(男女シングルス、男女ダブルス、
    クァードシングルス、クァードダブルス)
  • 各予選
※USオープンのみ32ドロー
グランドスラムの予選ドロー数(予選通過者数)
  男子 女子
オーストラリアン・オープン 128(16) 96(12)
フレンチ・オープン 128(16) 96(12)
ウィンブルドン 128(16) 96(12)
USオープン 128(16) 128(16)
グランドスラム大会とツアー大会はフォーマットが違う

ATPとWTAが管轄・運営するツアー大会と、ITFが管轄し各国テニス協会(ウィンブルドンを除く)が運営するグランドスラム大会では、そもそも大会のフォーマットが違う。

グランスラム大会は男女共催で開催され、シングルス本戦は128ドローだ。ツアー大会でもATPとWTAの共催大会はあるが、ツアー大会のドロー数は28〜96ドローであるため、出場選手だけを見ても規模の違いがわかる。

さらにグランドスラム大会は男女シングルス・ダブルス以外にも、ITF管轄のジュニア、車いすの試合が行われ、さらにミックスダブルスまで開催される。

ツアー大会はどのトーナメントもATPやWTAの共通フォーマットで運営されることがほとんどだが、グランドスラム大会はITFが管轄しているとはいえ、運営には関知しないため、大会ごとに特色や独自規則がある。テニスのルールは世界共通だが、試合のフォーマットは大会の諸規則として、大会ごとに変更が可能だからだ。


グランドスラム予選のドロー数は男女で違う

グランドスラムの特徴として見逃されがちなのが、男女でシングルス予選のドロー数が違うこと。4大会とも男子は128ドローだが、女子は96ドロー。つまり予選通過者は男子が16人に対し、女子は12人になる。しかし、USオープンだけは男女ともに128ドローだ。

また、グランドスラムの男女ダブルスには予選がないが、ウィンブルドンのみ16ドローの予選が行われたり、ミックスダブルスは48ドローだがUSオープンのみ32ドローだったりする。


5セットマッチの死闘はグランドスラムの醍醐味

試合フォーマットにおけるグランドスラム大会の最大の特徴は、男子シングルスが5セットマッチ(ウィンブルドンはダブルスも5セットマッチ)で行われるということだ。さらにファイナルセットはタイブレークが採用されず、アドバンテージセットで行われるため、果てしないロングゲームになる可能性がある。

2010年のウィンブルドン、ジョン・イズナーとニコラ・マユによる男子シングルス1回戦のスコアは、イズナーの6-4 3-6 6-7(7) 7-6(3)、そしてファイナルセットはなんと70-68。3日間にわたって戦われた11時間5分の史上最長時間試合は、このルールのもとで生まれたアンタッチャブル・レコードだ。

しかし、USオープンだけは1970年からファイナルセットにもタイブレークを採用している。

5セットマッチの死闘はグランドスラムの醍醐味

2010年ウィンブルドン1回戦におけるイズナーとマユの死闘。
ファイナルセットもアドバンテージセットというグランドスラムだからこそ生まれた伝説だ。

ウィンブルドンは独自ルールがもっとも多い

唯一、ナショナルテニス協会ではなく、「オールイングランド・ローンテニス&クロッケークラブ」が主催し、伝統と格式を重んじるウィンブルドンは特に、白を基調としたウェアというドレスコードやミドルサンデー(1週と2週の間のミドルサンデーは休養日)といった独自のルールが多い。他の3つのグランドスラム大会ではATPとWTAのランキングをもとにシード順位を決めているが、ウィンブルドンだけは過去の実績を加味した独自のシード順位を採用しているのも大きな特徴と言える。


オーストラリアン・オープンは熱中症対策のルールがある

気候的な側面から独自ルールを設けているのがオーストラリアン・オープンだ。灼熱の下で戦われるため、熱中症対策として一定の気温・湿度に達すると屋根を閉めたり、試合を中断したりすることができる。雨の多いウィンブルドンは雨対策として屋根を設置したが、オーストラリアン・オープンでは日除けとしても屋根が利用される。この暑さ対策の「ヒート・ポリシー」ルールは他のツアー大会でも同じようなものを見ることがある。



2 試合フォーマット

ツアー大会
シングルス
  • ATP、WTAともに3セットマッチ(2セット先取)で行われる。
  • すべてのセットで6ゲームオール、タイブレークを採用している。
ダブルス
  • ATP、WTAともに3セットマッチ(2セット先取)で行われる。
  • 第3セットはスーパータイブレークを採用している。
タイブレーク&スーパータイブレークとは?

タイブレークとは、ゲームが6-6になった場合、交互に2度ずつサービスを行い、相手を2ポイント以上引き離して7ポイント以上先取した方がゲームを得るというルール。ダブルスのファイナルセットで実施されるスーパータイブレークとは、タイブレークと同様の進め方で10ポイント以上先取した方がセットを得る、つまり試合に勝つ。

グランドスラム
シングルス
  • 女子はツアーと同じく3セットマッチ(2セット先取)だが、男子は5セットマッチ(3セット先取)で行われる。
  • ファイナルセットはタイブレークを行わず、ゲームカウントが6-6になってもアドバンテージセット(2ゲーム差をつけるまで)で行われる。
  • USオープンのみファイナルセットでもタイブレークを採用している。
ダブルス
  • スーパータイブレークは採用されない(ミックスダブルスのみ採用)。
  • ウィンブルドンのみ男子は5セットマッチ(3セット先取)、ファイナルセットもアドバンテージセットで行われる

オーストラリアン・オープン
オーストラリアン・オープン
・熱中症対策のエクストリーム・ヒートポリシー
「エクストリーム・ヒートポリシーとは?」真夏の炎天下で行われるため、日陰の温度が35度を超えると湿度との兼ね合いで屋根を閉めて試合を行うというルール。同様に、屋根がないコートでは暑くて危険だと判断した場合、試合開始を遅らせたり、セット終了後に試合を中断したりします。
ウィンブルドン
ウィンブルドン
・白を基調としたウェアというドレスコード
・予選はウィンブルドンとは別会場で行われる
・独自のシステムでシード順位を決める
・1週と2週の間のミドルサンデーは休養日
ウィンブルドン
全米オープン
・2013年から男子決勝を月曜に開催
・ファイナルセットもタイブレークを採用
全米オープン